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※2019年8月12日に閉店されました。(2020年4月に御殿場アウトレット店が新規オープン予定)
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葵区「san grams(サングラム)丸井(マルイ)静岡店」とは
こんにちは、二輪免許(AT限定)を取得したものの完全にペーパードライバーのぎんろーです。
大学時代はよく原付でいろいろと出掛けたものです。
お茶屋さんの紹介でなぜバイクの話に繋がるのでしょう?
今回ご紹介する「サングラム(丸松製茶)」さんのお茶屋らしからぬ(失礼)横文字のお洒落な名前「san grams」やこちらのスタイリッシュなロゴマーク。
そして店内の壁に大きく書かれた「シングル茶」の文字。
さらに店内の目立つ場所に並べられた各生産者の屋号が書かれた茶缶。
静岡のお茶農家で育ったぎんろーですが、只者ではない雰囲気のこのお茶屋さんにいろいろと疑問に思い調査してみました。
ネットで調べてみたところ、なんとトップに出てきたのが皆さんご存知の日本を代表する世界的メーカーの「HONDA(ホンダ)」のWebサイト。
何かの間違いだろうと思いつつページを開いてみると、サングラムのデザインやコンセプト等をプロデュースされた、アートディレクター「川上 恵莉子」さんと、ホンダ二輪のグラフィックデザイナーさんの対談記事が載っていました。
一部引用:http://www.honda.co.jp/design/CRF1000L/
それぞれデザインの対象は異なるものの、デザインという領域から伝統の継承や新たな価値を生むといった点で共通点を見出しています。
こちらの記事を読み、冒頭の疑問が一つずつ解決しました。
1.サングラム(san grams)の名前とロゴマークの由来
一部抜粋:http://www.honda.co.jp/design/CRF1000L/
なるほど、3gはお茶一杯の茶葉の分量だったんですね!そこに静岡の富士山を組み合わせて屋号風なロゴマークにと。
2.シングル茶と各生産者の屋号の茶缶の意味
一部抜粋:http://www.honda.co.jp/design/CRF1000L/
お茶農家にとって、製茶工場に出荷した後は他生産者のお茶と混ぜられてしまうのは常識だと思っていたけど、そこを単独の茶葉として評価して頂けるのは非常に嬉しいはず。ブレンドされるという事は良くも悪くも平均点になってしまう。強いこだわりを持っている農家さんにとっては歓迎すべき事ですし、今後は単に「静岡茶」とか「菊川茶」だけではなく、例えば「静岡の菊川の○○さんちのお茶」というブランディングができるという事になります。
以前、こちらの記事でお茶のブレンドについて触れていますが、サングラムは正にそこに目をつけて差別化・ブランド化を図ったという事ですね。
だからこそ、各茶缶に各生産者の屋号を貼って明確に区別する「シングル茶」で各生産者ごとで異なるお茶の個性をアピールしているという訳。
【san grams green tea & garden cafe】一般的なお茶は、生産者が作る茶葉を数種類ブレンドして仕上げている。
サングラムはブレンドする前のそれぞれの茶葉「シングル茶葉」に注目。
生産者の特徴をより引き出した個性豊かな「シングル茶葉」をご覧ください。 pic.twitter.com/k6Ha2wLiQe— D&DEPARTMENT OKINAWA (@d_d_OKINAWA) 2017年7月8日
サングラムのシングル茶についてさらに気になった方、詳細はホンダ社のサイトでご確認下さい。(お茶屋についてバイク屋のサイトで調べるという違和感はあります笑)
san grams(サングラム)マルイ静岡店のアクセス
場所はマルイの1階で、東側(伝馬町側)の入口から入ってすぐの場所です。
著名なデザイナーさんによるプロデュースという事でさすがにスタイリッシュ。
お店の構成としては、カウンター席とお茶や関連商品のショップに分かれています。
お店に入るとすぐに店員さんから緑茶の試飲を勧めて頂きました。新茶の季節というベストのタイミングでした。
こだわりアイテム多数のショップを拝見
まずショップの方ですが、先にご紹介したとおり各生産者ごとの単一茶葉がずらっと並んでいます。
各農園の地図も掲示されています。
海外のお茶もバリエーション取り揃えています。
他にも急須やお茶碗などお茶の道具類。
単なる道具ではなく、こだわりのツールが揃っていました。
例えばこちらは東京下町のデザイン会社「SyuRo」さん制作のブリキや真鍮で作られた茶筒。
またこちらは京都の伝統工芸である「金網細工」の「金網つじの茶こし」。
他にもティーポット等もありました。
個人的に興味を持ったのがこちらの「マグネティックアート」の砂!?時計。
正確に言うと砂というか砂鉄が入っていて、底の磁石くっついていくというギミックになっています。
お茶を美味しく淹れる為のポイントはお湯の温度や茶葉の量など幾つかありますが、抽出時間も大事な指標。
サングラムでは深蒸し茶は30秒と決まっているそうで、実際これを使って時間を計っていました。
こちらは茶箱。
使用用途を店員さんに伺ったところ、桐素材の茶箱は洋服の収納等にも使えるとの事でした。
そして忘れてはいけないのがお茶菓子。チョコレートケーキや羊羹などが人気のようです。
また丸松製茶ブランドの濃厚抹茶プディングケーキも。お茶菓子の方も作られているんですね。
他に店内で気になったのがジェラート。最近はいろんなお店で見かけます。お茶屋さんのジェラートはもう定番になった印象すら受けます。
san grams(サングラム)マルイ静岡店のメニューは?
メニューはこちら。シングル茶に海外のお茶。
セットメニューも豊富です。
これだけ種類が多いと悩んでしまいそうですが、そんな時はこちらの茶葉ごとの特徴解説をご覧ください。
本日のオーダーは?
セットメニュー「お好きなお茶+プティフール3種盛り合わせ ¥1100」
今回チョイスしたお茶は抹茶から「菊川の八木・片山」。すっきりした味わいの飲みやすい抹茶、との事。
焼津「Patisserie gouter(パティスリー グーテ)」さんのプティフールがインスタ映えしてます。
そして今回注文した抹茶を目の前で点てて頂けます。
こういうのはお茶にあまり馴染みのない方や外国の方にとっては非常に新鮮で楽しめると思います。
抹茶が揃い、セットの完成です。
今回の菊川の抹茶ですが、まずお茶の強い芳醇な香りが印象的でした。
一口頂くと、濃厚な抹茶の旨味が口に広がります。
思ったほど苦みはありませんでしたが、解説通りスッキリした味わいという事でしょうか。
レアチーズタルトとの相性もバッチリでした。
最後に気になっていた抹茶のジェラートも頂きました。
静岡でお茶のジェラートと言うと、先日ご紹介した「茶の都ミュージアム」にも入っていた「ななや」さんが超有名ですが、こちらのジェラートも美味しかったです。
単に個人的にジェラート好きなだけかもしれませんが、アイスやジェラートは特にこれからの季節は必須アイテムになりますね。
まとめ
今回ご紹介したサングラムさん。
まさかバイクとの関連性があるとは思いもよりませんでした。
ぎんろーも疑問に思っていた、茶葉がブレンドされるという常識を覆し、各生産者ごとの単一茶葉「シングル茶」でブランド化に成功したサングラムさん。
ちょっとした工夫だったり視点の変化で差別化やいわゆる六次産業化を推し進めることができるという事を学びました。
またこちらのサングラムさん、県中西部の方にとっては菊川本店の方が馴染みがあるかもしれません。
そちらではお茶の料理等、バリエーションも多いようですので是非お邪魔してみたいと思います!
@サングラム菊川 pic.twitter.com/4bBZ5X0FLJ
— チカЖ[かつコロッケ] (@koukou316) 2017年8月14日
▼その後実際に「san grams(サングラム)菊川本店 グリーンティー&ガーデンカフェ」さんへ行ってみました▼
san grams(サングラム)マルイ静岡店の基本情報(駐車場・営業時間など)
住所 | 静岡市葵区御幸町6-10 |
電話 | 054-663-9820 |
営業時間 | 10:00〜20:00 |
定休日 | 静岡マルイに準ずる |
アクセス | JR静岡駅より徒歩約5分 |
駐車場 | 静岡マルイ 契約駐車場あり |
MAP |
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