【銀篭園のルーツを巡る旅】「銀篭園(ぎんろうえん)」という名前に込めた想い

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ぎんろー

静岡の伝統芋農家です。地方農家の視点から営農の実践をメインに、食・自然との関わり、静岡のお薦めスポットを綴っています。お気軽にフォロー、メッセージお願いします☆

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銀篭園のルーツを巡る旅

今回は銀篭園のルーツを巡る旅の第二弾です。

第一弾では、農業歴70年の祖母へインタビューした記事をご紹介しました。

【銀篭園のルーツを巡る旅】 農業歴70年 祖母へインタビューしてみた

2018.05.06

思いのほか多くの方に読んでいただき、祖父と祖母の農業一筋の歴史や銀篭園のルーツ、携わる人について知っていただき非常に嬉しく思います。

そこで今回は、「銀篭園」と名付けたその由来についてクローズアップしてみたいと思います。

銀篭園は「」と「」という2つの文字(漢字)の持つ意味に重きを置いています。
ぎんろーが個人的にこの字を是非採用したいと考え、その後に一般的ではありますが農園の「園(farm)」の文字を付けました。

ではそれぞれ「銀」と「篭」の文字の意味についてご紹介していきます。

1.「銀」について

まず名前に「銀」を付けた意味についてご紹介します。

①屋号が「マル銀」

銀篭園は先祖代々この地で農業をしてきた古い家です。
古い家には「屋号」というものがありますが、皆さんご存知でしょうか。例えばこういったマークです。

一部引用:https://www.e-noren.com/blog/2016/01/12/norenna/

個人商店などでこのようなマークを見かける事もあるかと思います。
「カネ」「マル」「ヤマ」などの記号+漢字orひらがな一文字を組み合わせるケースが多いと思います。

例えば「ヤマ」などは醤油メーカーの「ヤマサ」さんが有名です。(ヤマの屋号に「サ」だからヤマサ)

こういった屋号は、もともとは名字が名乗れなかった頃からの名残だったそうです。

そして我が家の屋号は「マルギン(銀)」。このようなイメージです。

農業、とりわけ銀篭園のような古い農家は先祖代々の土地を使って耕作をしています。
祖父を始め、先祖が苦労して開墾・管理をしてきた土地を使わせて頂く事に敬意を込めて屋号の「銀」を使っています。

②銀の持つ意味

屋号に「銀」が付いていたという事以外にもう一つ、「銀」という文字を採用した理由があります。
それは「銀」という文字の成り立ちと、銀そのものが持つ特性や意味合いが、私達の考えとマッチしていると考えたからです。

まず「銀」という漢字の成り立ちについてですが、銀は「金(かね)」+「艮(ゴン)」で構成されています。

一部引用:https://okjiten.jp/kanji106.html

「金」はそもそも金属一般を意味し、ゴールドだけとは限りません。「金属の象形とすっぽり覆うさまを表した文字と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」を意味しています。
農業も同じく大地からの恵みを頂く仕事ですので、日々、その土地の神に感謝する気持ちを忘れないようにしたいです。

「艮」は「ゴン」と読み、いつまでもそのままの状態にあるもの、という意味を持っています。
つまり、いつまでもあとをとどめる腐食しにくい金属 = 金属光沢がいつまでも失われない金属を意味します。

そこに先祖代々受け継いだ土地と、食品加工の技術、営農や食への真摯な姿勢をいつまでも大切にしたいという想いを重ねました。

2.「篭」について

祖父と祖母が中心になって農業を営んできたことは前述の通りです。
そんな農家に生まれたぎんろーも小学生の頃から春にはお茶摘み、秋にはお米の収穫等、農業のお手伝いをしてきました。

そのなかで最も触れる機会の多かった農業の道具が「」です。
例えばお茶摘みの風景でよく見かけるのがこんな写真。

このような服装で茶摘みする事は実際にはなかなか見かけませんが、「茶摘み篭」に関してはほぼ全てのお茶農家さんで使われているはずです。

例としてお茶篭を挙げましたが、実家の農機具庫には大小様々、形も様々な多くの篭がありました。

農業の機械化やIT化、自動化が注目されている昨今ですが、如何に農業が進化したとしても、最終的な成果物(作物)を収穫し保管する「篭」は今後も必要不可欠な道具として使われてゆくはずです。

篭は大地からの恵みである大切な作物を入れるための道具です。

つまり、大地から頂いた恵みに感謝し、それを頂く象徴の器、それが「篭」だと考えました。

屋号とともに昔からの伝統や誇りを受け継ぎ、色褪せない輝きを保ちながら、大地の恵みへの感謝を常に忘れない姿勢を大切にしたいという意味を込めて名前を付けました。

まとめ

それこそ全国には多くの農家さんがいらっしゃいますが、皆さん色々な想いをもって耕作をされているのではないでしょうか。

今回の記事で「銀篭園」と名付けた一農家の想いを少しでも多くの方に知って頂ければ幸いです。

今年も銀篭園の篭がたくさんの作物でいっぱいになるよう、日々頑張っていきたいと思います。

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