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【足久保ティーワークス 山茶寛|葵区 足久保】静岡茶発祥の伝統の地に吹く新しい緑風香るカフェ

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葵区 足久保 カフェ「足久保ティーワークス 山茶寛」とは

こちらの記事で「本山地区」の製茶メーカー「佐藤園」が営むお茶カフェ「MATCHA PLACE」さんをご紹介しました。

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そう、この本山地区・足久保は静岡茶発祥の地として有名で、このような「静岡茶発祥の地」の看板もあります。

詳細は先の記事をご覧頂ければと思いますが、鎌倉時代、京都にある東福寺を建立した高僧 「聖一国師(しょういちこくし)」が中国より持ち帰った茶の種をこの「本山」の地に蒔いたのが静岡茶の始まりと伝えられています。

看板の上に描かれているお坊さんが聖一国師さんだね!

今や日本有数のお茶の産地となった静岡、聖一国師はこの本山地区足久保近くの生まれで、故郷に一大産業を遺した偉人と言えます。

そんな偉人出生の地「足久保」には「足久保ティーワークス 茶農業協同組合」さんというグッドセンスな名前の茶農業組合があり、この組合が運営するお茶カフェが「山茶寛」さんです。

お茶処静岡は各地にお茶の組合や組織がありますが、その中でもこちらの組合は非常に若さとセンス溢れる印象を受けます。

例えばこちらは公式Facebookの投稿ですが非常に若いお茶農家さん達が多く、海外からの取材対応など、積極的に情報発信をされています。

今の農業は耕作放棄地や農家の高齢化など、人員不足に起因する非常に多くの問題を抱えています。
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そんな中で、静岡・足久保の伝統的な茶農業を受け継ぐ多くの若手農業人がいるのは非常に素晴らしく、貴重であると言えます。
また、足久保エリアのお茶の特徴としては、安倍川の支流「足久保川」に沿って広がるこのエリアは日照時間が短く、朝夕の温度差が年平均で11.5度あり、お茶栽培には最適な夏涼しく冬暖かい山間気候が香り高いお茶を育みます。
こちらのカフェではそんな地元足久保のお茶を頂く事が出来るのはもちろん、夏には「茶氷プロジェクト」のお茶のかき氷を頂く事が出来ます。

インスタ映えするお洒落なお茶カフェ!かき氷も美味しそう!
目次

「足久保ティーワークス 山茶寛」のアクセス

足久保は山間部の安倍川流域のエリアですので基本的には車でアクセスする事になります。

高速道路の最寄は「新静岡I.C」になります。I.Cを降りて新安倍川橋を渡り直ぐを右折します。その後、上記写真の「美和中学校北」の信号機を左折、足久保川を渡った先に足久保ティーワークスの茶工場が見えてきます。

写真の通り、広い駐車場があります。

お茶畑に囲まれた緑溢れるロケーション!お茶工場と隣接する形でカフェがあります!

お店へお邪魔します

店内では足久保のお茶を購入する事が出来ますが、カフェ利用の場合は窓口で注文後、お店前にあるテラス席で頂く事になります。

季節ごとに様々なメニューが提供されているようですが、訪問させて頂いた7月のウリは抹茶や和紅茶のフローズンドリンクのようです。

こちらが「茶氷プロジェクト」の旗ですね。

お店のカウンター脇には足久保茶を使用した和紅茶と浅蒸し茶が。

色鮮やかなお茶の芳醇な香りが漂ってきます!

「足久保ティーワークス 山茶寛」のメニューは?

メニューのご紹介です。ホットなラテと夏にぴったりなフローズンメニュー。

こちらは茶氷プロジェクトの「足久保お煎茶氷パルフェ」の説明です。

夏季限定の「ブルーベリーフローズン」も丁度始まっていて、8月下旬まで限定の今が旬のドリンクです。

ブルーベリーは地元足久保の野菜農家「ミジーファーム」さんから仕入れているそうです。

本日のオーダーは?

本日のオーダーをご紹介します!

まずこちらは足久保「和紅茶」です。

鮮やかな茶色でスッキリとした口当たりに、紅茶の香りが強くそしてほのかな甘みがあります。

ブルーベリーフローズン ¥550

地元足久保の野菜農家「ミジーファーム」さんから仕入れたブルーベリーの鮮やかな紫です。

アップの写真がこちら。ブルーベリーのツブツブ感が凄いです。

シャリシャリの氷とブルベリーのツブツブ食感を感じ、純粋なブルーベリーの味をダイレクトに楽しめる、そんなフローズンドリンクです。

飲んだら体温が2、3℃下がったような気がします。

足久保お煎茶氷パルフェ ¥600

こちらが茶氷プロジェクト、足久保ティーワークスさんの作品。

地元産「ミジーファーム」さんのブルーベリーと浜松のイチゴ農家「Shimonta(シモンタ)」さんのイチゴジェラート、そして足久保ティーワークス自慢の煎茶で作ったシロップが入っています。

いちごジェラートの鮮やかな赤が紅一点の彩りを与えています。単にお茶だけでなく、ブルーベリーといちごの存在が味の変化を生みます。

下にはお茶のジャムやゼリーが入っていて、濃厚な煎茶の味を味わう事が出来ます。

ゼリーの食感も心地よいですね。

お茶をはじめとした和風かき氷であれば、あんこ等のトッピングが多くなりがちな気がしますが、敢えて地産フルーツ素材をトッピングする事で、夏にぴったりな爽やかな印象を受けるかき氷に仕上がっています。

お茶だけでなく、地元足久保の魅力がたっぷり詰まったかき氷です!

まとめ

今回は葵区足久保の「足久保ティーワークス 茶農業協同組合 山茶寛」さんをご紹介しました。

ぎんろーの祖父も長く何十年とお茶の栽培をしていたのでお茶を栽培する技術には長けていましたが、昔の農家さんは情報発信をすることが困難です。(そもそも生産した茶葉を茶工場へ売る迄の工程で完結していたという事もありますが。)

ただ、これからの農家さんは足久保ティーワークスさんのように、自分たちの誇りをもって作ったお茶の過程やこだわり、誇りをPRしていくことが非常に大切だと思います。

このような若手の農業人が静岡の各地で増えてくると、静岡の農業やお茶産業がより発展して行くことに繋がり、非常に素晴らしいと感じました。

静岡茶の祖、「聖一国師」の意思を受け継ぐ足久保の地で、若いお茶農家さん達が主体となって運営する、非常に若さとセンス溢れるお茶カフェです!

「足久保ティーワークス 山茶寛」の基本情報(駐車場・営業時間など)

住所
静岡市葵区足久保口組2082-2
電話 054-296-6700
営業時間 9:30-16:00
定休日 月・木曜日
アクセス JR静岡駅より車約30分
駐車場 有り
MAP

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この記事を書いた人

日本最古級の干し芋農家『銀篭園』。
干し芋の発祥地『静岡』で江戸時代から12代続く伝統農家です。
こだわりの干し芋を心を込めて皆様にお届けします。

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