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【静岡茶 有名産地 ランキング ベスト13】地元の元お茶農家が静岡のお茶産地を解説
静岡と言えばお茶、お茶と言えば静岡!
▼銀篭園のプロフィールはこちら▼
全国有数のお茶処 静岡県には、県西部~県東部まで本当に数多くのお茶の産地があります。
今回はそのなかでも特に今回は静岡県内の有名産地をランキング形式でご紹介すると共に、そのエリアにある「お茶カフェ」をセレクションしてまとめてみました。
気になったお店があれば是非、各店舗の詳細記事と併せてご覧ください!
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静岡茶 有名産地 ランキング BEST 13(市町村別)
実際に静岡県内の有名産地をご紹介していこうと思いますが、先ず出てくるのが
という素朴な疑問。
全国No.1のお茶の産地である静岡県、簡単にまとめただけでも西は浜松市北西部の「引佐渋川茶」~伊東市の「ぐり茶」まで20以上の有名なお茶の産地があります。
一部抜粋:Beautiful Tea Life
そこでまず、
静岡県の統計資料である「静岡県茶業の現状」を元に2015年時点の「静岡県市町別茶生産額」をグラフにしてみました。
伊東市など伊豆地方は何故か資料に記載が無かったのが残念ですが、ランキング上位から順にご紹介します。
ランキング 1位 牧之原市
全国的No.1のお茶の産地静岡県、その中でも堂々、生産ランキング第一位に輝いたのが我が「銀篭園」がある「牧之原市」。
見渡す限りお茶畑が広がる(お茶畑しかない!?)牧之原台地の圧巻の光景は誰もが驚く事と思います。(牧之原大茶園の道路標示があります。)
ブログの取材で県内各地のお茶屋さんやお茶カフェにお邪魔することも多いのですが、「牧之原市から来ました!」というと、「お茶の本場ですね!」と言われる事も多々あります。
牧之原台地は明治初年に徳川幕臣や川越人足らの手により開拓の端緒が開かれました。当時、不毛の地として誰もかえりみなかった牧ノ原ですが、今は広大な茶園が続くわが国最大の茶産地となっています。
国立・県立の茶業試験場もあり、まさに静岡茶の中心地と言っても過言ではないでしょう。
また、「富士山静岡空港」がある事でも知られる牧之原市ですが、空港内にもお茶カフェ「TABI CHA FE(タビチャフェ)」さんがあり、国内外へ広く静岡茶の魅力を発信しています。
そして細かくは島田市になりますが、牧之原台地のすぐ隣にはお茶専門のミュージアム「ふじのくに茶の都ミュージアム」があります。ここに来れば静岡茶の全てが分かる!と言っても過言ではありません。
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ランキング 2位 島田市
ランキング第2位に輝いたのは「島田市緑茶化計画」と題し、町全体でお茶のブランド化に取り組んでいる「島田市」です。
島田市には水飲み場がある蛇口からお茶が出る小学校がある事でも有名ですね。(都市伝説ではありません!)
農業算出額の約7割をお茶が占めるなど、茶園面積や荒茶生産量は全国屈指のお茶処。
大井川流域の河川地域を主産地とし、市の北部は周辺を山々に囲まれ、昼夜の寒暖差とやわらかな朝霧に包まれるなどお茶の生育に恵まれた環境です。
島田市には「島田茶」が生産されている島田地区、「金谷茶」が生産されている金谷地区、「川根茶」が生産されている川根地区の3つの産地があります。
お茶カフェとしては、大井川に掛かる”世界一長い木造歩道橋”としてギネス認定された観光名所「蓬莱橋」のたもとにオープンした「蓬莱橋897.4(やくなし)茶屋」さんなどがあります。
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ランキング 3位 掛川市
ここ数年マスコミ、口コミ等で多く取り上げられ、大反響を呼んだ「深蒸し茶」で有名な「掛川市」が第3位にランクイン。
掛川のお茶は普通の緑茶よりも、濃くて濁っている事が多いですが、これは掛川の緑茶の多くは「深蒸し茶」と呼ばれるタイプであるため。
深蒸し茶は製造工程の最初で茶葉の蒸す時間を通常の2~3倍かけて作らられたもの。蒸し時間が長いことで、茶葉の細胞が通常のお茶より破壊されているため、本来溶け出さない茶葉の栄養成分まで摂取できるのです。
「がん死亡率の少ない市区町村」ランキングでは全国トップを快走し、医療費が全国平均と比べて4分の3と少ない事も特徴の掛川市。市を挙げて「掛川スタディ」という緑茶の生活習慣病予防研究を行っており、お茶を活用した世界の人々の健康増進と茶業振興に取り組んでいます。
お茶カフェはお茶農家さんが営む「Tea time(ティータイム)まるは」さんや「茶菓きみくら」さんなどがあります。
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ランキング 4位 菊川市
牧之原市と掛川市に挟まれており、こちらも深蒸し茶で有名な「菊川市」が第4位です。
菊川市で本格的にお茶の栽培がはじまったのは、鎖国が解かれた明治初期のことで、横浜開港によってお茶が輸出の花形商品となり、菊川市の東に広がる当時雑木林だった牧之原台地が開墾されお茶が植えられました。
昭和39年(1964年)以降、茶農業共同組合設立が推進されて、安定した生産体制が整い、また熱心な生産者たちによって「深蒸し茶」の製法も開発され、全国有数の茶産地としての評価が高まりました
菊川産の茶葉は、葉肉が厚いため深蒸し茶に適しており、煎茶の2~3倍の時間をかけて深く蒸します。
お茶カフェとしてはJR菊川駅すぐにある「san grams(サングラム)本店 グリーンティー&ガーデンカフェ」さんが有名です。
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ランキング 5位 静岡市
ここで登場しました「静岡市」ですが、一口に静岡市と言っても非常にエリアが広く、静岡茶発祥の地「本山茶」や「足久保茶」、「清水・庵原茶」や「両河内茶」など有数のブランド茶があります。
「梅ヶ島茶」・「本山茶」・「足久保茶」は静岡市を流れる安倍川流域を中心とする産地で、上流地帯は良質なお茶の産地として知られています。
特に昼夜の寒暖差が激しい地域のお茶は「山のお茶」として香り高い事で有名で、こだわりを持つ根強いファンが多いです。
一方清水エリアは「駿河の清見」の茶として古くから知られ、日本平や興津川流域に多く生産されています。
静岡駅周辺のお茶カフェのまとめ記事も参考にしてみて下さい。
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ランキング 6位 磐田市
ランキング第6位はジュビロ磐田の本拠地「磐田市」です。
磐田市で茶の栽培が始まったのは、今から百余年前の明治初期に遡り、昭和33年の磐田原簡易水道の完成、昭和43年より県営磐田原圃場整備事業が実施されると畑地灌漑設備も整い、磐田でのお茶の生産が盛んになります。
磐田原台地に広がる茶園は、地形が平坦で温暖な気候にも恵まれているため、県内でも極早場所の産地であり、4月の中旬から新茶の摘み採りが始まります。
また、乗用管理機の普及率は県内一で、次世代を担う若い後継者も多く就農しており、将来性のあるお茶の産地です。
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ランキング 7位 富士市
第7位は「富士市」です。富士山西南地帯に広がる富士市のお茶は、富士山麓のおいしい空気と清らかな水で育まれています。
明治初め、茶業における先覚者の一人であった野村一郎は、富士愛鷹両山の間の原野を開墾し、茶園を造成したとされています。
その後、製茶技術の向上のため近江から製茶師を招き、自らも研究を重ねて野村式製茶法を完成させました。
近年、全国的に有名な「富士のやぶ北茶」のみならず「富士のお茶」全般をPRしていこうという動きが出ています。
また、富士市の茶業の特徴として、「自園自製自販」の経営形態が多いことが挙げられます。それぞれの茶工場の個性的な「富士のお茶」を楽しむ事ができます。
お茶カフェは目の前に広がる富士山と茶畑を眺めながらお茶を頂ける「佐野製茶所 製茶所サロン」さんがおススメです。
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ランキング 8位 袋井市
法多山などでも有名な「袋井市」が第8位にランクイン。
温暖な気候に恵まれ、小笠山山麓や市内の丘陵地では古くから茶の栽培が行われています。茶の品種は「やぶきた」で、深蒸し煎茶を中心に生産されています。
茶畑の中に白く光り輝くという意味で名付けられた「きら香」は、平成18年に品種登録されました。一番茶の時期だけ白い芽が出る希少価値の高い品種で、袋井市のみで栽培されています。
「袋井市豊沢 池田園」さんの平安時代から1000年以上続く天日干しの方法で作られたお茶「とよさわ 日干晩茶(にっかんばんちゃ)」など、個性的なお茶も販売されています。
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ランキング 9位 沼津市
海鮮のイメージが強い港町「沼津市」がランクイン。
沼津市の愛鷹山の麓、愛鷹・浮島地区は茶どころとして有名で、静岡県内でも主要なお茶の産地です。愛鷹山の山麓には、茶園が広く形成されており、沼津茶が生産されています。
本格的なお茶の生産が始められたのは、お茶が輸出の花形として脚光を浴びるようになった幕末からで、文久元年に、地域のリーダー的存在の坂三郎が愛鷹山麓に茶園を開いたのが最初でした。
近年では、昭和58年・平成8年・平成28年の3度にわたる「皇室献上茶」の栄誉を賜るなど、「沼津茶」ブランドの評価を高めています。また、最近では粉末茶や抹茶の新商品開発にも取り組まれています。
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ランキング 10位 浜松市
ここで西の政令指定都市「浜松市」が第10位にランクイン。エリア的にも広く、天竜川流域はお茶の産地として有名ですので、この順位は個人的には意外でした。
浜松市には三方原台地を中心とした地域で栽培されている「浜松茶」と天竜地区の山間部で栽培されている「天竜茶」「春野の茶」があります。
浜松茶は日照時間が長く温暖な気候のもと、厚い茶葉が育つことから、深蒸し茶が主流となっています。
一方、天竜茶や春野の茶は日照時間が短く寒暖差のある気候のため、茶葉が柔らかく、主に浅蒸しにするなど、平地から山間地まで特徴のあるお茶が生産されています。
また「遠州森町」もお茶の産地として有名です。
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ランキング 11位 藤枝市
「世界一濃い抹茶ジェラート」で有名になり、今や全国に支店を持つ「ななや」さんの本店がある「藤枝市」がランクイン。
隣接する「岡部茶」と共に有名なお茶の産地です。
瀬戸谷、葉梨そして朝比奈地域を中心に茶園は山間地が大部分を占めます。作業をするには大変な急傾斜地で藤枝のお茶は生産されています。
朝夕、川霧に包まれるこの地域は、日差しが柔らかで、昼夜の寒暖差が大きく、香り高い茶の産地として知られ、近年では、抹茶や食用原料として需要が増加している「てん茶」生産も盛んに行われております。
特に藤枝市岡部は「玉露の三大産地」としても全国へ名を馳せています。(他の二つは「京都宇治」と「福岡八女」)
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ランキング 12位 川根本町
大井川上流域を中心としてお茶の栽培が盛んな「川根本町」が第12位です。
静岡の山間部のお茶として代表的な「川根茶」は、大井川水系によって生まれる朝霧や、綺麗な水・空気・土によって育てられた茶葉を、高い技術を持ったお茶師さん達が揉みあげた茶は、幾度となく各品評会で賞を受賞しています。
特に、川根本町産(旧中川根地区)のお茶は、全国茶品評会に於いて3年連続の産地賞を受賞しています。
お茶カフェや川根茶の販売処も多くあり、川根茶業協同組合さんが作成している「川根お茶街道マップ」も是非参考にしてみて下さい。
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ランキング 13位 御前崎市
静岡県最南端の「御前崎市」が第13位です。
日本屈指の日照量を誇る御前崎は周囲を大海原に囲まれた岬まちで、静岡県最南端の茶産地として知られています。
市内一体に広がる大茶園は、明治初年に勝海舟や徳川の幕臣達や旧浜岡町出身の丸尾文六の尽力で大井川の川越人足らの手により開拓が始められ発展してきました。
温暖な気候にめぐまれた御前崎茶は、茶どころ静岡の中でも最も早く新茶の摘み取りが可能です。
近年官民をあげて普及に取組んでいる早生品種の「つゆひかり」は、早場のメリットを最大限に生かすことができる品種です。
渋味の少ないさっぱりとした味わいと、色あざやかな水色が特徴で将来を担う御前崎茶の主力品種として期待されています。
そんな「つゆひかり」は「まるよ茶屋」さんで味わう事ができます。
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まとめ
今回は静岡県内のお茶の有名産地をランキング形式でご紹介しました。
地域ごとに異なる様々なこだわりや特徴があって非常に面白いと思いますので、是非産地ごとの静岡茶を飲み比べてみて下さい。
静岡茶の産地と共に各地域のお茶カフェもご紹介していますので、気になったお店があれば詳細記事と併せて是非ご覧ください!
と感動するに違いありません!
20種類以上の有名な産地・ブランドがある静岡県、非常に個性的で魅力溢れるお店ばかりで、静岡の魅力が凝縮されています。
全国No.1のお茶の産地「静岡」で是非お茶巡りを楽しんでみて下さい!
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