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【宇治茶道場 匠の館|京都 宇治】茶業会議所が設置したアットホームなお茶の体験型喫茶室

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日本一のお茶処・お茶の産地である静岡県ですが、他に全国各地に有名なお茶の産地があり、独自のお茶づくり・ブランド化が進められています。

静岡茶と他の有名産地のお茶はどう違うの!?

そんな疑問にお答えすべく、静岡の元お茶農家のぎんろーが全国各地のお茶屋さん・お茶カフェを巡り、その特徴や違いをご紹介します。

こちらのコーナーでは抹茶の一大ブランドでも有名な京都府「宇治茶」にフォーカスしてご紹介します。

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京都 宇治「宇治茶道場 匠の館」とは

「京阪宇治駅」を出て南へ真っすぐ、宇治川のほとりに沿っている国道247号線、通称「朝霧通り」を南に歩いていくと、趣のある古風な建物と共に「世界で一つの喫茶室 匠の館」という看板が目に留まります。

よく見ると玄関の門の所には「宇治茶道場」という文字も見えます。知らない人にとっては、一見よく分かりにくい施設かもしれませんが、ここ「宇治茶道場 匠の館」さんは宇治茶の研修や交流の場として、京都府茶業会議所が設置した施設で、日本茶インストラクターの方がお茶の美味しい淹れ方を丁寧に教えて頂ける喫茶室・お茶カフェです。

喫茶メニューは「宇治玉露」「宇治抹茶」「宇治煎茶」の3種類(いずれも菓子付)を中心としながら、予約制の「お茶の淹れ方教室」や「茶香服(聞き茶ゲーム)」などのサービスも行われています。

体験型の喫茶室・お茶カフェであるという点が1つのポイントです!

朝霧橋そば、宇治川のほとりという風光明媚なロケーションで宇治抹茶について体験しながら理解を深める事ができる、そんな施設です。

目次

「宇治茶道場 匠の館」のアクセス

「京阪宇治駅」が最寄り駅になり、国道247号線、通称「朝霧通り」を南に歩いて5分程度進むと左手にお店が見えてきます。

大きな目立つ看板などは出ていませんが、明らかに他の建物とは趣が異なる「京都府茶業会館」の建物が目印です。

この茶業会館は、国が選定する重要文化的景観「宇治の文化的景観」の重要構成要素の一つで、京都の茶産業のシンボル的な建物と言われています。昭和初期の近代和風建築で、2017年には大規模な改修工事が完了しています。

建物の前にはこんな「元祖 宇治茶の郷」と書かれたオブジェも置かれていました。

お店へお邪魔します

喫茶室は茶業会館のお隣の建物です。玄関には提供されるメニューやお茶教室やお茶淹れ体験などを紹介する看板が出ていました。

こちらが玄関です。

玄関には「日本茶のふるさと お茶の京都」と書かれたパネルが飾られていました。

宇治市の南東に位置する宇治田原町は、永谷宗円が青製煎茶製法を広めたことにより、「日本緑茶発祥の地」と言われています。また、茶葉の収穫直前に日光を遮って栽培をする覆下栽培で作られるお茶「玉露」の栽培方法を確立したのもこの地域と言われており、日本茶の歴史を作った場所・ふるさとと言われています。

店内は和の風情を感じる喫茶室となっていて、お茶をゆっくりと落ち着いて頂ける環境です。

壁の棚にはカラフルな茶器も並べられていました。

店内はお店の紹介や宇治茶関連のパンフレットが置かれていて、宇治茶の歴史や栽培方法などについて紹介されています。

インスタのフォトコンテストも開催されていました。

こちらでもウェルカムティーを頂きました。

さすがお茶処宇治はウェルカムティーのクオリティも高く、特に暑い季節は水分補給にも嬉しいですね!

「宇治茶道場 匠の館」のメニューは?

メニューのご紹介です。『宇治玉露「塔の島」』『宇治抹茶「七福の舞」』『宇治煎茶「松の露」』の3種類が基本メニューで各¥500となっており、お菓子セットで各¥650となっています。

お菓子メニューは『松:抹茶ぼーるちょこ』『竹:和三盆糖製 京はんなり』『梅:千寿せんべい』の3種類のラインナップです。

本日のオーダーは?

本日のオーダーをご紹介します!

宇治抹茶 お菓子付きセット ¥650

冷たいお茶もできますとの事で、今回は冷抹茶でお願いし、お茶菓子は京はんなりをセットでお願いしました。

こちら上の写真は最終的な完成形です。体験型喫茶室という事もあり、日本茶インストラクターの先生にお茶の美味しい淹れ方を教えて頂きながら自分でお茶を点てるというスタイルです。

オーダーをすると先ず初めにこのような状態で準備して頂きます。

先ずは先に少しだけお湯を入れて抹茶の固まり(ダマ)を取り、次に90℃のお湯を注いでいきます。

本当に写真の通り、付きっきりで教えて頂けるので初めての方はもちろん小さいお子さんでも十分楽しめると思います。

このように手順を踏んで抹茶を点てていきます。

こちらは抹茶ぼーるちょこです。本来は先にお菓子を食べて口を甘くしておいてお茶を頂きますが、今回は自由に頂きました。

堅苦しいレクチャーではなく、自由に楽しみながらお茶の体験ができます。

楽しみながら自分で淹れたお茶は本当に美味しく感じます!

今回は抹茶をオーダーしましたが、玉露などの場合、茶をいただいた後にその茶葉にポン酢をかけて頂いたりもするそうで、本当に様々な楽しみ方があります。

まとめ

今回は京都府宇治「宇治茶道場 匠の館」さんをご紹介しました。

インストラクターの先生が非常に気さくな方で、子供連れでも非常に楽しく体験をさせて頂きました。先生はお茶農家に嫁いで日本茶インストラクターになられたそうです。

静岡の元お茶農家である事を伝えると、静岡のお茶処掛川市の出身のスタッフさんがいらっしゃったそうで、わざわざ奥から出てきて下さいました。

静岡のお茶処と京都のお茶処、どちらも熟知されているので双方の違いや特徴などもお詳しいですね。

茶業会議所が運営するお茶カフェという点も影響していえるかもしれませんが、他の人気のあるお茶カフェと比較して比較的落ち着いた雰囲気のお店ですので、フレンドリーなスタッフの皆さんとコミュニケーションを取りながらゆっくり宇治茶を楽しませて頂きました。

まさに穴場的観光スポットだと感じました!京都へまた行く際はぜったい再訪させて頂きます!

「宇治茶道場 匠の館」の基本情報(駐車場・営業時間など)

住所
京都府宇治市宇治又振17−1
電話 0774-23-0888
営業時間 11:00~17:00
定休日 水曜日
アクセス 京阪宇治駅より徒歩約5分
駐車場 有り(5台)
MAP

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この記事を書いた人

日本最古級の干し芋農家『銀篭園』。
干し芋の発祥地『静岡』で江戸時代から12代続く伝統農家です。
こだわりの干し芋を心を込めて皆様にお届けします。

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