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【京都宇治 お茶カフェ 5選+α】静岡の元お茶農家が実食厳選!【宇治茶カフェ】

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日本一のお茶処・お茶の産地である静岡県ですが、他に全国各地に有名なお茶の産地があり、独自のお茶づくり・ブランド化が進められています。

静岡茶と他の有名産地のお茶はどう違うの!?

そんな疑問にお答えすべく、静岡の元お茶農家のぎんろーが全国各地のお茶屋さん・お茶カフェを巡り、その特徴や違いをご紹介します。

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こちらのコーナーでは抹茶の一大ブランドでも有名な京都府「宇治茶」にフォーカスしてご紹介します。

全店舗、実際に行って味わって詳細に記事にしています。

気になったお店があれば是非、各店舗の詳細記事と併せてご覧ください!

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目次

静岡の元お茶農家が選ぶ『京都 宇治茶カフェ』 5選+α

No.1 福寿園 宇治茶工房 福寿茶寮

ペットボトル「伊右衛門」でも有名な京都の製茶会社「福寿園」の茶寮「宇治茶工房 福寿茶寮」さんです。

1階はお茶関連商品の販売スペースと実物の製茶機械が展示されている宇治茶の資料館があり、2階はお茶の体験施設及び、お茶の料理や甘味を味わう事ができる喫茶所があります。

宇治茶そのものはもちろん、濃厚な宇治抹茶の旨みや苦みが感じられる抹茶アイスや冷たいグリーンティーに抹茶アイスを浮かべたグリーンティーフロートなど豊富なラインナップから宇治茶スイーツを堪能する事ができます。

資料館や体験工房を含め、正に見て・食べて・体験して宇治茶を全身で感じて学べる施設となっています。

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No.2 宇治茶道場 匠の館

宇治茶の研修や交流の場として、京都府茶業会議所が設置した施設である「宇治茶道場 匠の館」さん。日本茶インストラクターの方がお茶の美味しい淹れ方を丁寧に教えて頂ける喫茶室・お茶カフェです。

喫茶メニューは「宇治玉露」「宇治抹茶」「宇治煎茶」の3種類(いずれも菓子付)を中心としながら、予約制の「お茶の淹れ方教室」や「茶香服(聞き茶ゲーム)」などのサービスも行われています。

他の人気のあるお茶カフェと比較して比較的落ち着いた雰囲気のお店ですので、フレンドリーなスタッフの皆さんとコミュニケーションを取りながらゆっくり宇治茶を楽しむのにおススメです。

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No.3 伊藤久右衛門 宇治本店

江戸時代に宇治の地で創業した老舗のお茶屋さんである「伊藤久右衛門」さんの宇治本店です。品質にこだわり丁寧に仕上げたお茶の評価は高く、多くの有名寺社にもご用達になるほど。

古い歴史がありつつも、現代のライフスタイルに合った宇治茶を楽しんで頂くための提案を続けており、パフェなどのデザインに凝った抹茶スイーツの開発にも熱心で、圧倒的な種類とレベルの高いお茶スイーツが提供されています。

抹茶パフェのお店は数多くあり、また抹茶スイーツも各お店・ブランドから発売されていますが、「伊藤久右衛門」さんの抹茶スイーツ・抹茶パフェは外すことは出来ない、抹茶スイーツ必見のお店です。

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No.4 辻利 宇治本店

抹茶アイスなどでも有名な「辻利」さんの創業の地であり本社のある「辻利 宇治本店」さんです。「こだわりのお茶づくし」をテーマに、幅広く宇治抹茶関連の商品がラインナップされ、茶房ではこだわりのお茶とお菓子を提供されています。

様々なメニューが提供されていますが個人的におススメなのがこちらの店舗でしか体験できない「冷茶飲み比べセット ¥1080」。

初代「辻利右衛門」がその製法を確立した辻利のルーツである自慢の一品である「辻利鶴印玉露」をはじめ、それぞれのお茶が持つ繊細な味の違いを堪能する事ができます。

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No.5 中村藤吉 宇治本店

素人目でも一見してその違いが分かるほど重厚な歴史を感じる建物のお茶屋さん「中村藤吉 宇治本店」さん。それもそのはず、こちらのお店は明治期を代表する茶商屋敷や茶工場建物を今に伝える建物として「国選定重要文化的景観」に選定されています。

和の風情を感じる中庭の奥にあるカフェは元々製茶工場だった建物を改修して造られており、こちらも非常に趣があります。

カフェで頂けるのは宇治抹茶を使用した「生茶ゼリィ」や、屋号である「まると」のマーク型に抹茶を彩った「まるとパフェ」などの甘味はもちろん、茶蕎麦や抹茶うどんなどの食事メニューも充実しています。

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実際に訪問して分かった静岡茶と宇治茶の違い

実際に複数の宇治のお茶カフェを訪問させて頂いて気付いた静岡茶との違いは主に以下3点です。

訪問して分かる静岡茶と宇治茶の違い

  1. 静岡茶は渋みが強く水色は濃い緑・宇治茶は黄色がかった爽やかな味わい
  2. 宇治はブランディングが超絶上手い(宇治茶の歴史的価値の認識
  3. 宇治は店がまとまっていて周りやすい

静岡茶は渋みが強く水色は濃い緑・宇治茶は黄色がかった爽やかな味わい

先ず純粋にお茶の味や水色の違いについてですが、静岡県西部を中心として茶葉の蒸し時間が長い深蒸し茶が主流ですが、京都宇治の場合は蒸し時間が比較的短い為、この蒸し時間の長短が味と香りと水色に差を生み出しています。

具体的には静岡茶は濃く鮮やかな緑色の水色が特徴的で、お茶の渋味・苦味も含めた濃厚な旨味が溶け出しています。一方宇治茶はやや黄色味がかった水色が特徴で、スッキリとした苦みや旨味が特徴です。

宇治も静岡もお茶の品種は約8割が「やぶきた」という品種である部分は共通していますが、蒸し時間以外に何故このような違いが生じるのでしょうか。

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宇治の場合は玉露やかぶせ茶をはじめとする、直射日光を遮った畑、いわゆる「覆下茶園」での栽培が多いです。実際、宇治市内を歩いていると、写真のように幕で覆われた茶園をよく見かけます。

昔はヨシズやワラで覆っていたそうですが、今は寒冷紗(かんれいしゃ)などの化学繊維に変わっています。

日光を覆い遮光率を調整する事でテアニンなどのアミノ酸量を維持し、カテキンへの変化を抑制する事でとろりとしたコクと甘みのあるお茶を実現し、覆い香と呼ばれる独特の香りも魅力の1つとなっています。

静岡でも岡部をはじめとして玉露で有名な産地がありますが、一般的な煎茶が圧倒的に多いです。

宇治はブランディングが超絶上手い(宇治茶の歴史的価値の認識)

宇治田原町は永谷宗円が青製煎茶製法を広めたことにより、「日本緑茶発祥の地」と言われており、煎茶や玉露など今日のお茶には欠かせない製造方法も宇治で誕生しています。

宇治にはとにかく歴史の長いお茶屋さんが多いです。業歴平均を比べた場合、静岡が67年である一方で京都は104年と老舗が多く、なかには室町時代~戦国時代に創業の製茶会社もあります。

例えばこちらの記事でご紹介した「中村藤吉」さんは「国選定重要文化的景観」に選定されるほど、素人目でもその歴史の重みや違いを感じる事ができます。

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茶業界の皆さんが宇治茶の歴史的価値を知っていて、そういった歴史的背景をPRする手法に長けており、またその発信力も強い為、「Uji Green Tea」として海外からも広く認知されており、ブランド化が進んでいます。

昨今の世界的抹茶ブームが宇治だけで終わらないように静岡茶のブランド化も急務だと感じます。

また、このブランド化に関してその違いを語る上で1つ衝撃的なデータがあるのでまずこちらのグラフをご覧頂ければと思います。

製茶会社社員の1人当たりの利益金額の平均値を「京都」「鹿児島」「静岡」の3県で比較したグラフです。

一部抜粋:日経ビジネス(製茶業、静岡の利益率が鹿児島より低い意外な理由)

京都が10万円を超えている一方、静岡は僅か1.5万円という凡そ7~8倍ほどの圧倒的な差が付いています。この理由として日経ビジネスでは以下の様に語っています。

静岡の生産農家は中山間地が主体であり、茶畑は比較的規模が小さい。このため、人手をかけて生産する傾向がある。そしてこれに対応するように、静岡では地域ごとに小規模な製茶会社が多数残っている。

(中略)

南部の宇治などの産地を持つ京都は、荒茶に比べると価格が高い抹茶の扱いが多い。その分、効率的な経営ができており、社員1人当たりの売上高、利益はともに静岡、鹿児島を上回る。

一部抜粋:日経ビジネス(製茶業、静岡の利益率が鹿児島より低い意外な理由)

静岡の小規模な製茶会社が多数存在する事のメリットもあると思いますが、まず稼ぐ力を付けて行かないと先細りの未来が見えている気がします。

その点、グラフの数字的根拠にも示されている通り、宇治茶業界は稼ぐ力があり、稼ぎ方を知っていると言えるでしょう。昨今、静岡茶の単価下落のニュースを耳にすることも多いですが、単に良いものを実直に作るだけでは駄目で、いかに売り込むかを真剣に考える時期に来ていると感じます。

それがひいては持続可能な静岡のお茶農業や商業、業界の活性化に繋がると思います。

宇治は店がまとまっていて周りやすい

今回、宇治市にあるお茶カフェを数店舗周らせて頂きましたが、トータル時間はおよそ半日程度でほぼ全て周りきれています。

宇治駅から平等院鳳凰堂を経由して宇治川の対岸エリアまで約20~30分程度で歩けてしまいますが、ここまでのエリアにお茶屋さんやお茶カフェが集結していて、宇治茶の飲み比べ・食べ比べをしている観光客も多かったです。

一方静岡のお茶カフェは静岡駅周辺にも数多くありますが、それぞれが離れていたり、位置が分かりにくかったりする印象を受けます。

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町の造りの違いと言ってしまえばそれまでですが、例えばお茶カフェマップの作製したり、駅前に各お店の静岡茶メニューを集約したお店を作るなどの施策があると観光客の皆さんにもアピールできるのではないかと思いました。

まとめ

今回は京都府宇治市にあるオススメのお茶カフェをご紹介すると共に、静岡茶と宇治茶の違いについて触れてみました。

気になったお店があれば各店舗の詳細記事と併せて是非ご覧ください!

お茶好きの方はもちろんですが、「宇治のお茶カフェは行ったことが無い」という「隠れお茶カフェファン」の方々にも足を運んでみて頂きたいお店ばかりです。

専門店の宇治茶はこんなに違うの!?

と感動するに違いありません!

お店ごとに異なる様々なこだわりや特徴があって非常に面白いと思いますので、是非あなたの目と舌でご確認下さい。

非常に個性的で魅力溢れるお店ばかりで、宇治のお茶カフェの魅力が凝縮されています。

歴史ある京都宇治のお茶カフェは国外からのお客様にも大人気です!

宇治へいらっしゃった際は、是非こちらの記事を参考にして宇治茶のお茶カフェを楽しんで下さい!

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この記事を書いた人

日本最古級の干し芋農家『銀篭園』。
干し芋の発祥地『静岡』で江戸時代から12代続く伝統農家です。
こだわりの干し芋を心を込めて皆様にお届けします。

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