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【茶の芽(ちゃのめ)|静岡 葵区】知る人ぞ知る伝説の7000円のお茶とは?夏には茶氷プロジェクトのかき氷も

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葵区「茶の芽(ちゃのめ)」とは

本山茶の製品加工や販売を手掛ける老舗製茶会社である「森田製茶」さんが営むカフェ「茶の芽」さんをご紹介します。

先日こちらの記事で同じく葵区大原地区にある「佐藤園」さんのカフェ「MATCHA PLACE(マッチャプレイス)」さんをご紹介させて頂きましたが、そちらでも書かせて頂いた通り、この「本山エリア」は静岡茶発祥の地として知られています。

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鎌倉時代、京都にある東福寺を建立した高僧 「聖一国師(しょういちこくし)」が中国より持ち帰った茶の種をこの「本山」の地に蒔いたのが静岡茶の始まりと伝えられており、静岡で最古の歴史を持つ茶産地のお茶、それが「本山茶」です。

そんな特別な意味合いを持つ本山茶を提供されている「茶の芽」さんは元々お茶の小売店だったそうです。その建物を再利用し、販売スペースを設けたカフェとして2016年にオープンされました。

ペットボトルの消費に軸足が移る現代ですが、敢えて急須で淹れるお茶の美味しさを伝えたいという想いがあったそうです。

前を流れる藁科川と大原の山々に囲まれた自然豊かな場所で、「山のお茶」の魅力を感じられるカフェでは、「世界緑茶コンテスト」で最高金賞を受賞したお茶と甘味、季節に合わせた抹茶スイーツや茶氷プロジェクトのかき氷などが提供されています。

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さらに噂では「伝説のお茶」が飲めると聞きましたが??
目次

「茶の芽」のアクセス

静岡SAスマートICの開通により、いわゆる「オクシズ」のエリアにアクセスが容易になりました。

スマートICを降り、藁科川に沿う国道362号線を北上すること約7分、佐藤園さんの工場とお茶カフェを通過して直ぐ、右手にお店が見えてきます。

「オクシズ 道の駅 わらびこ」の道路を挟んで反対側にある建物です。古風ですがそれでいて存在感がある、そんな建物ですね。

お店へお邪魔します

お店の前に看板が出ていました。まずお茶を選んでから、お団子などの甘味・スイーツを選択する流れになっています。夏季限定で抹茶かき氷もメニューに加わっています。

お店のガラスには簡単なお店の紹介とメニューの紹介が書かれていました。

店内の入口付近にはセルフサービスでお茶のサービスがあり、その隣には茶葉の販売がされています。店内は全て10%引きで購入できるそうです。

奥の喫茶スペースです。和の趣きを感じる、落ち着いた空間です。

お座敷の展示スペースでは茶器の販売もされていました。

一角には日本庭園の装飾の一つ、水琴窟(すいきんくつ)とその解説がありました。江戸時代後期には茶人が好んでこの水琴窟を楽しんだそうです。

店内には幾つか読み物も置かれていて、こちらはお店で発行している「茶の芽通信」という冊子。四季ごとの新メニューやおススメメニューなどが紹介されていて、興味深いですね。

また特に個人的に注目したのが、店内に置かれていたこちらの「聖一国師物語」という本。冒頭でもご紹介した静岡茶の祖である聖一国師の生い立ちから紹介している本です。静岡のお茶関連の施設やお店で稀に見掛ける事はありますが、敢えてこの店に置かれている訳があります・・・。

伝説ネタで引っ張るね。。

「茶の芽」のメニューは?

メニューをご覧いただくと、聖一国師の本が置かれていた理由の一端をご理解頂けると思います。お茶とお茶請けがセットになったセットメニューがありますが、それがズバリ「伝説セット」と「天空セット」!某有名ドラゴ〇クエストの装備みたいな名前ですが、それぞれ「世界緑茶コンテスト」で最高金賞を受賞しているお茶です。

そして特に「伝説セット」の方で提供される茶葉はなんと「聖一国師」の生家の茶園に改植された「やぶきた」を使用しています!

伝説の茶園で採れた伝説のお茶という訳ですね!

「聖一国師~伝説の彩~」と名付けられたこのお茶はなんと100gでなんと7000円という、価格の方も伝説級のお茶です!

実際にどんな場所に茶園があるのか、リーフレットでも紹介されています。

生家の門前に茶園を蘇らせてしまうとは凄いアイディアですね!

ザ・ザオリク~!!

また、訪問させて頂いた9月は夏季限定の茶氷プロジェクト参加メニューである「抹茶かき氷」も提供されていました。

詳細はまた後ほどご紹介しますが、このかき氷は「茶葉と抹茶を閉じ込める」特殊製法によって作られています。

果たして「茶を食す」というかき氷や如何に!?

今回はタメが長いね。。

本日のオーダーは?

本日のオーダーをご紹介します!

伝説セット ¥800

やはりオーダーしてしまいました「伝説セット」です。伝説の高級茶「聖一国師~伝説の彩~」を頂きます。

先ずは茶葉の状態で提供され、お茶の淹れ方からレクチャーして頂けます。

一煎目は60℃のお湯を湯冷ましをしてから一分砂時計で測ります。最後の一滴までしっかりと淹れます。

一煎目はその香り高さに驚き、深い渋味と旨味が凝縮されたような印象で、まろやかな苦味が一番強く感じます。古来より「薬」として飲用されてきたお茶の本来の姿を見たような気がします。

二煎目は高い温度で淹れていきます。やはり改めて飲んでみても、「これが他の静岡茶と同じやぶきた?」と疑ってしまうような味の違いに衝撃を受けます。

このお茶の味はお茶好きの方には是非一度経験して頂きたい味です。

セットに付いてくる季節の練り切りです。可愛いウサギタイプの和菓子ですね。

お団子は「みたらし」と「いそべ」をチョイスしました。いそべは出来立てで温かく、パリッとした海苔の歯ごたえがあり醤油味が効いていて甘い団子が苦手な方におススメです。

みたらしの方は甘ダレがたっぷりかかっていて、モッチリ歯ごたえと甘みがお茶との相性も良く感じました。

抹茶かき氷¥700

続いて「茶氷プロジェクト」参加メニューで夏季限定の抹茶かき氷です。トッピングは小豆とバニラアイスで、特に小豆は歯ごたえがある印象です。

かき氷はそのままだと甘さがなく、お好みで練乳・シロップをかけて頂きます。

一見すると普通の美味しいお茶のかき氷なんですが、よくよく注目して見ると写真の通りお茶の繊維のようなものが入っている事が分かります。

茶葉と抹茶を閉じ込める特殊製法で作られ、「千利氷」と名付けられたこの氷は摘み取られたままの茶葉と抹茶を縦縞状に閉じ込めています。閉じ込められた茶葉と抹茶を氷ごと削りだす為、氷自体に抹茶本来の風味が詰まっています。単に石臼挽きの抹茶を使用するだけでなく、最初から氷に入れてしまうとは、発想が凄いですね!

静岡茶のヒャダイン!

まとめ

今回は葵区大原の「茶の芽(ちゃのめ)」さんをご紹介しました。

聖一国師の生家茶園で採れたお茶を使用した「伝説セット」や特殊製法で作られた「千利氷」を使用した抹茶かき氷など、アイディアや発想力、またそれを実現してしまう行動力に驚嘆しました。

また正直な所、今までは静岡茶発祥の歴史や「聖一国師」に関して知る機会も少なかったんですが、こちらのお店で実際にそのお茶を頂いてみて、生誕の地を訪れてみたいと思いました。

聖一国師の生家クエストの旅に出てみようと思います。

伝説の高級茶「聖一国師~伝説の彩~」を飲んでみると今までのお茶の概念が変わりますよ!

「茶の芽」の基本情報(駐車場・営業時間など)

住所
静岡県静岡市葵区大原1827
電話 054-270-1313
営業時間 10:00〜16:30
定休日 月曜日
アクセス 新東名静岡SAスマートI.Cより車約7分
駐車場 有り
MAP

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日本最古級の干し芋農家『銀篭園』。
干し芋の発祥地『静岡』で江戸時代から12代続く伝統農家です。
こだわりの干し芋を心を込めて皆様にお届けします。

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