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葵区 足久保「古民家 シトルーナ (sitruuna)」とは
先日の記事で、葵区足久保の「足久保ティーワークス」さんをご紹介しました。
足久保は「静岡茶発祥の地」として知られていますが、その足久保に2019年末、一軒の古民家カフェがオープンしました。
築150年という歴史ある古民家をリフォームしてオープンした「古民家 sitruuna(シトルーナ)」さん。「sitruuna」はフィンランド語で「レモン」を意味するそうです。
名前の通り、料理やお菓子などで提供されるメニューの中心は自家製無農薬栽培で育てられたレモンです。
最近静岡でレモンと言うと、各メディア等でも注目を集めてブランド化が進んでいるオクシズの「清沢レモン」のイメージが強い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先日こちらの記事でご紹介した「ふじのくに TERRACE(テラス)」さんでも清沢レモンを使用したタルタルソースを提供されていました。
今年2020年は豊作のようで、静岡の山間部の気候がレモンの栽培に適しているのだと思います。
シトルーナさんでは、そんなレモンをはじめ人参などの野菜も自家農園で栽培されており、こだわりの野菜を中心としたランチメニューを月替わりで提供されています。
栽培に適していないレタスなどはわざわざ吉田町まで仕入れに行かれているそうで、食材への強いこだわりが感じられます。
「古民家 シトルーナ」のアクセス
静岡駅方面からの場合「美和街道」を北へ進みます。安倍川を渡り、新東名の高架をくぐると「足久保地区」に入ります。
写真の「美和中学校北」の信号機がある交差点を左折し、足久保川に沿って車で5~6分ほど直進すると左手にお店が見えてきます。
駐車場はお店の前ではなく、50Mほど戻った場所にあります。「P」の看板が出ていますのでこちらを目印に進んでみて下さい。
お店へお邪魔します
こちらがエントランスです。流石の歴史を感じる古民家は独特な存在感があります。駅前にはお洒落な建物やインテリアのカフェは多数ありますが、長い歴史を紡いできた建物だけが持つ空気感は唯一無二のものがあります。
営業日ですが、【土・日・月曜】はランチ・カフェの両方がオープンで、【火曜】はカフェのみオープンとなります。
玄関ではお店の名前の由来ともなっているレモンの木がお出迎えしてくれます。
店内はテーブル席とお座敷席の2つに分かれています。
テーブル席の方はかなりリフォームされていて、古民家の柱などの良い部分は残しつつモダンでお洒落な雰囲気になっています。
こちらはお座敷席。こちらはより古民家らしさが感じられる席で、広くとられた窓が明るく開放的な空間を作り出しています。
縁側からは中庭が見渡せ、奥にはこちらも立派で歴史を感じる「蔵」があります。
インテリアも凝ったものが多く、手作りのリースなど趣のあるアイテムが飾られていました。
こちらは各SNSで噂の「日本茶インストラクター協会20周年 全国の茶産地手ぬぐい」ですね。当ブログでも今後各地のお茶屋さん・お茶カフェをご紹介していきたいです。
お店奥にはショップカードやイベントの案内などのパンフレットが置かれていました。今後ワークショップやお茶会なども開催される予定のようで、各種イベントも面白そうですね。
こちらは島田市にある「井村園」さんの「金谷和紅茶”ももか”」です。ランチのドリンクメニューとしても提供されています。
「古民家 シトルーナ」のメニューは?
こちらがランチメニューです。サラダやスープは共通でメインが2種類から選択できます。
食後のドリンクもコーヒー/紅茶から選択でき、プラス¥400で「ガトーショコラ」や「レモンパイ」などのケーキが付けられます。
本日のオーダーは?
ランチ(メイン:レモンクリームパスタ)¥1500
お店の中心食材となるレモンを使用した「レモンクリームパスタ」のランチです。
先ずお冷を頂いたんですが、こちらもレモン水になっている事に驚きました。そしてコースターがしっかり「畳」素材になっていて、細かい部分ですが和の趣きが感じられます。
「季節野菜のサラダ」です。
こだわりの野菜を使用したサラダはオレンジやイチゴなどのフルーツも加わって彩りも鮮やかに仕上がっています。「塩麹はちみつレモンドレッシング」を使用し、発酵食品である塩麹特有の旨味と香りが野菜の味を引き立てています。
栽培方法が特殊なのか、料理の仕方に工夫があるのか分かりませんが、赤カブや玉ねぎなど、それぞれの甘みが強く野菜本来の美味しさに感動します。
続いて「にんじんラぺ」です。
自家菜園で栽培された朝どれ人参のラぺです。クミンがアクセントになっていて、酸味が効いています。上にはレーズンものっています。
続いて「バターナッツかぼちゃのスープ」です。
料理が到着した瞬間、カボチャの甘い香りが広がりました。野菜だし「ベジブロス」を使用しており、野菜の旨味をたっぷり閉じ込めています。オリーブオイルも少々入って、とてもコクがあるスープです。
地産食材以外にも、例えばオリーブオイルは「イタリア サルデーニャ島」のオーガニックオリーブオイルを使用するなど厳選素材を使用されています。
メインの「レモンクリームパスタ(季節の野菜とレモンクリーム)」です。
正直、今までレモンのパスタ自体がそれほどメジャーではない印象があったんですが、実際に頂いてみて予想以上にパスタと合う事に驚きました。
自家栽培の無農薬レモンの酸味と深みのある味わいが新鮮で、ほうれん草と玉ねぎが食感のアクセントになっています。
シトルーナさん渾身の逸品だと感じました。
ランチ(メイン:サーモンのパイ)¥1500
続いてメインが「サーモンのパイ」のランチセットです。
クリームチーズとチェダーチーズの2種類のチーズを使用しており、チーズの味が前面に出ているのかと思いましたが、比較的抑えられている印象で、サーモンをはじめとする各素材とのバランスが優れている印象を持ちました。
サクッとした食感が心地よく、それぞれの素材が持つ本来の素の美味しさを純粋に感じられるパイに仕上がっています。
最後にドリンクです。コーヒー/紅茶から選択できます。こちらは和紅茶(井村園 “ももか”)です。
まとめ
全体の印象として、自家菜園を含め素材への強いこだわりを感じ、素材にこだわっているからこそ、素材の美味しさをシンプルに伝えている。決して派手ではないがそれでいて存在感がある、まさに古民家建築にも共通する部分があると感じ、料理とお店の持つ雰囲気が見事に融合していると思いました。
訪問させて頂いた日は生憎のお天気でしたが、それでも縁側で気長一日、お茶をすすって日向ぼっこしたくなるような素敵な空間が広がっていました。
「古民家 シトルーナ」の基本情報(駐車場・営業時間など)
住所 |
静岡市葵区足久保奥組883
|
電話 | 054-298-7878 |
営業時間 | 【ランチ・カフェ】土/日/月 11:00〜17:00 【カフェ】火 13:00〜17:00 |
定休日 | 水・木・金 |
アクセス | 静岡駅から車約30分 |
駐車場 | あり |
MAP |
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