コンビニやスーパーなどの量販店から個人農家さんまで、日本全国各地には数多くの干し芋が製造・販売されています。
さつま芋の品種から製造方法、パッケージなどバリエーション豊かな干し芋ですが、それだけ数が多いとどれが美味しいのか・どれを購入するべきか悩んでしまいます。
そんな疑問にお答えすべく、離乳食から干し芋を食べ始め、干し芋歴約40年の干し芋農家ぎんろーが各ブランドで販売されている干し芋を実食レビューを交えてご紹介します。
その中でも今回は「いつでも・どこでも・お気軽に・お安く」そんなイメージがピッタリなコンビニで販売されている干し芋をランキング形式でご紹介したいと思います。
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コンビニの干し芋とは?
昨今の健康ブーム・ヘルシー食ブームで近年は干し芋を販売しているお店もよく見かけるようになりました。
しかし、まだまだ干し芋を発見できない・売っていないという声もよく耳にします。
日本全国各地の干し芋レビューを敢行しておりますが、美味しくて貴重な干し芋は一般的に広く出回っていないケースも散見されます。
そこで今回は日本最古級の干し芋農家ぎんろーが、とにかく干し芋を気軽に近くで買いたい!という方におススメなコンビニで販売されている干し芋をご紹介します。
コンビニの干し芋は産地は中国産が中心となりますが、その分価格も抑えられていて、なにより家の近所で購入できる点が大きなメリットであると言えるでしょう。
どこのコンビニで干し芋は販売されている?
2020年1月時点で干し芋の販売が確認できたコンビニは以下の通りです。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
ちなみに他に「デイリーヤマザキ」さんの店舗も数件行ってみましたが販売は確認できませんでした。
上記4つの大手コンビニのうち、独自のプライベートブランドを展開しているのは「ファミリーマート」さんを除いた3つのコンビニです。
「ファミリーマート」さんでは元々「無印良品」さんのプライベートブランドを販売していましたが、2019年に商品の販売低迷を理由に「無印良品」ブランド商品を全て販売終了しています。
干し芋はコンビニのどこのコーナーで販売されている?
コンビニで扱う商品は平均2500種類~3000種類とも言われています。その中でお目当ての干し芋を探し出すのは大変な事です。
しかも干し芋はどのジャンルに分類されるのかが非常に微妙な位置付けとなっています。
数件のコンビニで干し芋を探したところ、大きく以下2つの場所で販売されているケースが多いです。
- グミやキャンディー、おつまみ等が販売されているコーナー
- 野菜やサラダなどが販売されている冷蔵棚、もしくはその前の補助棚
干し芋ブームとは言え、まだまだ季節商品的な位置付けである干し芋は補助的な棚に陳列されているケースもあります。
また複数種類の干し芋を販売されているミニストップさんなどは上記2つのエリアの両方で合計3種類の干し芋が販売されていました。
コンビニの干し芋の値段は?
コンビニで販売されている干し芋は前述の通り、中国産のさつま芋を使用している輸入物の干し芋が多いです。
その分国内産の干し芋と比較して値段も抑えられており、おおよそ¥150~¥300ほどの価格帯で販売されています。
最も安い干し芋は「ミニストップ」さんの『有機栽培干し芋(66g)』で¥149、最も高い干し芋で「セブンイレブン」さんの『角切りタイプのほしいも(180g)』で¥321です。
国内産の干し芋は¥500~¥1000以上するような商品も販売されているので、お気軽に購入し易いというメリットがあります。
コンビニの干し芋を購入する上での留意事項(メリット・デメリット)
コンビニで干し芋を購入するに当たり、認識しておくべき事項、メリットとデメリットを簡単に箇条書きにすると以下の通りです。
●全国数万件あるコンビニで買いたい時にすぐ気軽に購入できる。
●価格が安い。
●中国産の原料を使用している事も多く、生産過程が明確でない事もある。
●糖度不足を補う為に塩分が加えられている事もある。
特にデメリットの塩分に関しては、ダイエットや食事療法に取り組まれている方は特にご注意下さい。
敢えて塩分が加えられる理由として、さつま芋本来の甘みが足りないのを補う為、甘さを引き立てる為に敢えて加えられている可能性があります。(あんこを作る際に塩を加えたり、スイカに塩を振って食べるのと同じ原理です。)
100g当たり0.02~0.03gほどの塩分量であれば干し芋のカリウム量と推察され、余分な塩分は加えられていないという認識で良さそうです。
ランキング「コンビニで買える干し芋」全実食レビュー【プライベートブランド・中国産編】
ではここから早速、コンビニで買える干し芋のランキング形式でご紹介していきます。
コンビニでは多数の干し芋商品が販売されていますが、中国産を中心とした外国産と日本国内産で品質に大きな差があるのが現状です。
そこで【プライベートブランド・中国産編】と【国内産編】の2つに分けてランキング形式でご紹介します。
全商品を実食し詳細にレビューしています。気になったコンビニの干し芋があれば個別記事から詳細情報をご覧ください。
先ずは【プライベートブランド・中国産編】からスタートです!
第 5 位 セブンイレブン『角切りタイプのほしいも』
①基本データ
価格 |
321 円
|
内容量 |
180 g
|
産地 | 中国 |
カロリー | 260 kcal(100g) |
製造・販売 | 幸田商店/セブンイレブンジャパン |
②特徴まとめ
☑ 1袋(180g)というボリューム感があり、スティック状の歯ごたえ・食べ応えがある
☑ 他商品と比較して若干の塩味を感じる
③良い点(ここが〇)
●全国約2万店以上のセブンイレブン店舗で購入可能という入手のし易さ。
●ボリューム・歯ごたえがあり、満足感が得られやすい。
④惜しい点(ここが△)
●若干の塩味が気になる人もいそう。
第 4 位 ファミリーマート『やわらかほしいも』
①基本データ
価格 |
298 円
|
内容量 |
110 g
|
産地 | 中国 |
カロリー | 276 kcal |
製造・販売 | 幸田商店 |
②特徴まとめ
☑ ファミリーマート店舗をはじめ全国各地で販売
☑ 「アルミ袋」を使用し、湿度他外部環境から保護
③良い点(ここが〇)
●ファミリーマート店舗をはじめ、各地で購入できる入手のし易さ。
●しっかりとした歯ごたえがありつつ、もっちり食感で中国産としては上位。
④惜しい点(ここが△)
●国産・品種にこだわる人には適さない。
●コンビニのスティックタイプの中では若干固め。
第 3 位 ローソン『有機栽培の干し芋スティック』
①基本データ
価格 |
198 円
|
内容量 |
80 g
|
産地 | 中国 |
カロリー | 227 kcal |
製造・販売 | 壮関 |
②特徴まとめ
☑ 原料に有機栽培のさつま芋を使用している
☑ 1袋(80g)で¥198という低価格
③良い点(ここが〇)
●全国約1.4万店以上のローソン店舗で購入可能という入手のし易さ。。
●有機JAS規格認定のさつま芋を原料に使用しており、オーガニックにこだわる方におススメ。
④惜しい点(ここが△)
●国産・品種にこだわる人には適さない。
●比較的量が少ない(80g)。
第 2 位 ミニストップ『焼き干し芋』
①基本データ
価格 |
324 円
|
内容量 |
220 g
|
産地 | 中国 |
カロリー | 311 kcal |
製造・販売 | 丸成商事 |
②特徴まとめ
☑ 『蒸す ⇒ 乾燥 ⇒ 焼く』という手間が掛かった焼き干し芋
☑ 全国約2000店舗を展開するミニストップ他で購入可能
③良い点(ここが〇)
●焼き芋に近い香ばしい香りが食欲をそそる。
●国内約2000店舗の「ミニストップ」で購入できる入手のし易さ。
④惜しい点(ここが△)
●国産・品種にこだわる人には適さない。
●カロリーが一般的な蒸す干し芋と比べて3割ほど上がる。
第 1 位 ミニストップ『有機栽培干し芋』
①基本データ
価格 |
149 円
|
内容量 |
66 g
|
産地 | 中国 |
カロリー | 160 kcal |
製造・販売 | 井上食品 / ミニストップ |
②特徴まとめ
☑ 有機栽培のさつま芋を使用し、保存料・着色料不使用
☑ 全国約2000店舗を展開するミニストップ他で購入可能
③良い点(ここが〇)
●内容量66g入りとコンパクトで持ち運びし易く、¥149とコスパも優れている。
●国内約2000店舗の「ミニストップ」で購入できる入手のし易さ。
④惜しい点(ここが△)
●国産・品種にこだわる人には適さない。
●柔らかいタイプで歯ごたえや満腹感は得られにくい。
ランキング「コンビニで買える干し芋」全実食レビュー【国内産編】
今までコンビニで販売されているプライベートブランドを中心にご紹介してきました。低価格に抑えている一方でその殆どが中国産という事になりますが、味の面・質の面で気になる方も多いのではないでしょうか。
ここからは主にプライベートブランド以外を中心に、コンビニで販売されている国産のさつま芋を原料としてを使用した干し芋限定の【国内産編】ご紹介します。
コンビニで卸販売されている干し芋の特徴として価格はやや高くなりますが、中国産に比べて味や品質の面で大きくリードしています。
国産にこだわりたい方向けに、各コンビニで販売されている『国産』の干し芋にフォーカスしてご紹介します。
第 3 位 ミニストップ『熟し芋』(JAあおぞら)
①基本データ
価格 |
450 円
|
内容量 |
100 g
|
産地・品種 | 鹿児島(紅はるか) |
カロリー | 277 kcal |
製造・販売 | JAあおぞら / ミニストップ |
②特徴まとめ
☑ 鹿児島県産「紅はるか」を使用
☑ ミニストップ店舗など全国各地で販売
③良い点(ここが〇)
●専用の貯蔵庫で温湿度管理しながら熟成させて甘みを引き出した。
●「真空乾燥システム」によって製造される為、天候に左右されず均一に乾燥でき衛生的。
④惜しい点(ここが△)
●シャキシャキとした独特の歯ごたえは好みが分かれる。
第 2 位 ローソン『べにはるか ほしいも』(幸田商店)
①基本データ
価格 |
324 円
|
内容量 |
70 g
|
産地・品種 | 茨城(紅はるか) |
カロリー | 305 kcal |
製造・販売 | 幸田商店 / ローソン |
②特徴まとめ
☑ 茨城県産「紅はるか」を使用
☑ 内容量70g・薄型の袋で軽量コンパクト
③良い点(ここが〇)
●表面に大きく実物大?「紅はるか」がプリントされていて、明解で目立つ。
●干し芋の厚みは最大でも5mmほどで薄型パッケージが持ち運びに適する。
④惜しい点(ここが△)
●内容量70gとボリューム不足を感じる人も。
第 1 位 ローソン『べにはるか 丸干し』(幸田商店)
①基本データ
価格 |
498 円
|
内容量 |
150 g
|
産地・品種 | 茨城(紅はるか) |
カロリー | 303 kcal |
製造・販売 | 幸田商店 / ローソン |
②特徴まとめ
☑ 茨城県産「紅はるか」を使用
☑ ローソン・セイコーマート他コンビニで購入可能
③良い点(ここが〇)
●「平切り干し芋」と比較してさつま芋丸ごとの歯ごたえや旨味がある。
●全国のコンビニ他で手軽に購入できる。
④惜しい点(ここが△)
●価格の高さが気になる方も。
まとめ
【プライベートブランド・中国産編】では意外にも「ミニストップ」さんの干し芋がワンツーフィニッシュとなりました。コンビニの中では店舗数はそれほど多くありませんが、スイーツが美味しいイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
国産の干し芋も含めて、なんと3種類もの干し芋をラインナップ・販売している事からも干し芋に力を入れているコンビニと言えるのではないでしょうか。
【国内産編】では「ローソン」さんを中心に大手干し芋メーカー「幸田商店」さんの茨城県産干し芋商品を販売しており、「丸干し」まで取り扱っている点は非常に驚きました。
近所でお気軽に購入でき、比較的低価格で購入できるメリットは大きいですが、中国産の干し芋が中心となり塩分も多めに加えられている商品もありますのでその点は注意して頂き、素敵なコンビニ干し芋ライフをお送りください。
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