このご時世、全国から美味しい食べ物や食材をお取り寄せしたいと考える方も増えているのではないでしょうか?
しかしそんな時皆さん思うのがこんな事。
全国には数多くの農家さんや漁師さん、生産者さんがいらっしゃいます。
その中で本当に美味しい、また自分の求めている味に出会う事は至難の技ではないでしょうか?
そこで干し芋農家ぎんろーが皆様の代わりに全国各地のこだわり生産者さんの自慢の一品をお取り寄せし、実食&レビューをしつつご紹介していきたいと思います。
スポンサードサーチ
福岡 大川「アリアケスイサン」とは
今回ご紹介させて頂くのは福岡県大川市で海苔養殖業をされている「アリアケスイサン」さん。
その名の通り、海苔の産地として有名な有明海で祖父の代から3代にわたり海苔漁師を営まれています。
一部抜粋:ポケマル
有明海は、大小100以上の河川が流れ込んでいるため、海苔の成長に必要な栄養分を豊富に含んでいます。
また日本一の干満差がある有明海の特徴を生かし、支柱式と呼ばれる養殖法で旨味を蓄えた海苔が育てられています。
海苔はフサフサからフッサフサに。もう平均3~4センチくらい。昨日今日と、夜明け前から出港して人工干出しました。今は小潮で自然干出しにくいので、人工的に適度に乾きを与え、健全に育つように即します。海に浸かりっぱなしはもやしっ子になります。甘やかさず厳しすぎず。#アリアケスイサン pic.twitter.com/yzgggao4pX
— アリアケスイサン@有明海の郵便配達人 (@googoobird) November 9, 2020
その中でもアリアケスイサンさんのこだわりは、一番最初に収穫した「初摘み(一番摘み)」と呼ばれる海苔だけを販売されている点。
初摘み海苔は色艶が良く、食感や風味が最も優れている高い価値があるものとして珍重されてきたそうです。
アリアケスイサンさんで販売されている商品「紫彩(しさい)」・「藻紙(そうし)」は、この「初摘み海苔」だけを使用したこだわりの逸品です。
また海苔生産者さんは単に海苔の生産だけではなく、収穫した海苔を四角いシート状(板海苔とも呼ばれる)に成形し、乾燥して出荷するまでが仕事だそうです。
吹雪の漁港。さすがに出港してる人はほとんどいない。時化で海苔摘みに行けないことを想定し、3日分の海苔を摘んできて、引き続き乾燥作業してました。およそ14万枚、昨日の深夜1時から漉き始め、今朝の8時頃終了。時間にして31時間。昼も夜もなく作業するので、睡眠は交代で。家族に感謝。 pic.twitter.com/fJN6AzThaw
— アリアケスイサン@有明海の郵便配達人 (@googoobird) February 17, 2021
一般的な農家や漁師であれば産物が採れた時点で役割が終わるパターンが多いと思いますが、生産から加工まで一貫して行い、皆様に食べて頂ける状態まで加工するという点は干し芋農家と共通する部分があるように感じました。
それでも皆さんに美味しい物を食べて頂こうと必死に頑張っている生産者の皆様のたゆまぬ努力に感謝して頂きたいと思います。
アリアケスイサンの海苔をお取り寄せ
早速お取り寄せし、届いたのがこちら。
専用箱、そしてアリアケスイサンさんのマークがデザインされたパッケージからは高級感が漂い、只者ではない感が伝わってきます。
これは贈答品にも非常に喜ばれること間違いなし!おススメレシピも同封されていて嬉しいですね。
それではどんな海苔商品が入っているか確認していきましょう。
まず写真左の「紫彩(しさい)」は、海藻である海苔本来の味・食感を崩さないように一手間も二手間もかけて作り上げた「ばら干し海苔」という、希少な乾燥海苔です。
見た目はくしゃっとした黒い塊ですが、口に入れるとしゃきしゃきの食感、そして後から広がる濃厚な旨味が楽しめます。
続いて写真右の「藻紙(そうし)」は、長年培ってきた技術で和紙のように漉(す)いた海苔を、香味が増すように焼き上げました。
パリッとした食感の後、口の中でとろけて甘みが広がります。
紫彩の方はスープやご飯など各種料理のトッピングに良さそうで、藻紙の方はおにぎりに巻いたりパスタに刻んだりするのに最適です。
海苔料理のレシピ・おススメな食べ方の紹介リーフレットも同封されていましたので、食べ方に悩んだらぜひ参考にしてみて下さい。
アリアケスイサンの海苔を実食(感想・レビュー)
海苔料理のフルコースを作ってみました。
まず海苔と言えばおにぎり。日本人ならこれでしょう!紀州南高梅と鮭の2種類を作ってみました。
シンプルなので素材の味がダイレクトに伝わります。パリッと触感と共に海苔の香ばしい香りが口中に広がります。
幼稚園の子供も「今までこんな美味しい海苔おにぎり食べたことな~い」と高評価でした。老若男女問わず皆で美味しく食べられるのも海苔の魅力ですね。
続いて同封されていたおススメレシピから「海苔玉スープ」です。
紫彩をこれでもか!というほど入れてみました。しなやかさと口どけと共にその滑らかな味わいがおなかに染み込む優しいお味。
サッと袋から出して入れるだけの簡単アレンジで栄養バランスもOK!忙しい朝にもおススメです!
海苔の産地として有明海以外にも瀬戸内海・中部の伊勢湾・関東の東京湾などありますが、有明海産の特徴としてトロリととろける口どけが挙げられる事が多く、「ばら干し海苔 紫彩」はその魅力を存分に堪能できる逸品だと思いました。
産地や作り手のこだわりが反映される海苔の奥深い魅力を味わってみて下さい。
そして「カルボナーラ with 藻紙」。
明太子パスタなどに添えられているシーンも多いですが、海苔を添えるだけで上質な和風パスタの完成です。
最後に「わさび丼」です。ご飯の上に海苔とかつお節、そこに本生わさびを下ろしてのせ、醤油をかけるだけの簡単料理。
こちらの本わさびはコチラの記事でご紹介させて頂いた、『わさび師 坂ぐち』さんで栽培された幻の品種「真妻(まづま)」を使用しています。
静岡天城産本生わさびと焼津産かつお節、そして有明海の海苔。これ以上ないコンビネーションが口の中で融合します。
アリアケスイサンの口コミ
アリアケスイサンさんの口コミをピックアップしてみました。
ポケマルで頼んだアリアケスイサンさん( @googoobird )の紫彩が届いたので、料理に使う前につまみ食い😋
口に入れると甘味と旨味がじんわり広がり、鼻腔を抜けて行く芳ばしさと海の香の余韻…
少し塩を振って食べると、味わいが更に引き立ちます◎
海苔がこんなに美味しいものだとは! pic.twitter.com/rVqgUzCyVz
— 菜楽 (@sairaku_agri) December 27, 2020
アリアケスイサンさんの紫彩。
美味しすぎて、4人で1袋あっという間になくなりそう😂こどもたちに海苔は無敵。
味付け海苔はあまりあげたくなくて、でも毎度海苔焼くのも手間で、紫彩はありがたい🙏✨
母の味方☺️✨
↓こちらからhttps://t.co/clOYmcKPJ1#アリアケスイサン#ポケマル#海苔 pic.twitter.com/lIgAlhe9Iv— 深島のあべさん (@deepmarine33) June 13, 2020
#食べチョク
アリアケスイサンのノリ❗️
超美味い、ちょっと今まで食べてきたノリとはレベルが違う…ポケモンに例えると、ヒトカゲとリザードンくらい違う🔥
風味、美味さ、梱包の仕方、生産者の手書きメッセージと文句なし。
とても素敵なノリに出会えたことに感謝です^^ pic.twitter.com/4TleoHcSRQ— かおり@野菜宅配の香りのなかの人 (@yasaituhankaori) November 3, 2020
古賀の「ひふみ」でアリアケスイサンの海苔『紫彩』を買う。味や香りもさることながら、口溶けがよく小さい子どもも食べやすい。この海苔使うといつもの料理の質がぐんと高くなる。昨日はきゅうりとアボカドのナムルに海苔を。食べる直前にたっぷりかけてさっと混ぜると、私天才!と思うほど美味しい。 pic.twitter.com/0Nunejoo9x
— やの|ライター・翻訳 (@yano_umauma) September 26, 2020
皆さんアリアケスイサンさんの海苔の美味しさに感動しているようです!
本当に美味しい海苔はそのままシンプルに食べても美味しく、またアレンジも多彩でしかもサッと使える。
まさに料理の常備薬としてどのご家庭の台所にも備えて頂きたいと思います。
まとめ
今回は福岡県大川市の『アリアケスイサン』さんの海苔をお取り寄せした感想をレビューしました。
海苔自体の魅力はここまで存分にお伝えしてきましたので、最後にアリアケスイサン古賀さんの想いを一部抜粋してお伝えさせて頂きます。
私とアリアケスイサンは、有明海と海苔によって生かされています。また、大川市というまちに支えられています。
今まで代々続けてきた海苔の生産だけでなく、新たに始めた販売や様々な活動を有明海と大川市と絡めていき、都市部や離れた地域にも広げていきたいです。
そして、そこで繋がった多くの方々にこのまちに来てもらい、有明海の海苔生産の現場を観てもらい、食べてもらい、」知ってもらいたい。
海苔を通してその橋渡しをし、私を育んでくれたまちと有明海に少しでも恩返しができたら、と思っています。一部抜粋:ポケマル
農家さんや漁師さんはその地ならではの自然環境や自然の恵みによって生かされている事を実感する機会が多いです。
本来、人間誰しもがそうなんですが、現代社会において忘れられていることも多いような気がします。
御前崎の干し芋も、遠州地域の気象特性があったからこそ誕生した伝統食品で、それがあったからこそ今の銀篭園があります。
地元を愛し、自然の恵みに感謝する。そんな想いに強い共感を覚えました。
皆さんもぜひ一度、アリアケスイサンさんの自慢の海苔を頂いてみて下さい!
アリアケスイサンの基本情報(購入先など)
住所 |
福岡県大川市
|
電話 | ー |
営業時間 | ー |
購入サイト | アリアケスイサン公式Webサイト |
MAP |
コメント