コンビニやスーパーなどの量販店から個人農家さんまで、日本全国各地には数多くの干し芋が製造・販売されています。
さつま芋の品種から製造方法、パッケージなどバリエーション豊かな干し芋ですが、それだけ数が多いとどれが美味しいのか・どれを購入するべきか悩んでしまいます。
そんな疑問にお答えすべく、離乳食から干し芋を食べ始め、干し芋歴約40年の干し芋農家ぎんろーが各ブランドで販売されている干し芋を実食レビューを交えてご紹介します。
スポンサードサーチ
大地のいのち「もっちりいも」とは(どこで買える?)
干し芋の生産で有名な茨城県は全国の約9割ほどを生産していると言われています。
今回ご紹介する「株式会社 大地のいのち」さんは長崎県の農業生産会社さんで、干し芋をはじめみかんなど複数の農産物を生産されている会社です。
九州の豊かな自然の中で栽培された作物は全国各地で販売されており、またfacebookなどでも農作業や農産品の販売の様子がアップされていて非常に興味深いです。
実は複数の干し芋商品を販売されていて、以前ご紹介した「まるごともっちりいも」という皮付きで円形にカットされた珍しい商品もあります。
そんな「大地のいのち」さんの干し芋を発見したのがこちらのスーパーマーケット「成城石井」さん。
東京都を中心に駅ビルなどに店舗を展開する高級スーパー「成城石井」さんは高級住宅街として有名な東京都世田谷区成城で、食品スーパーとしてスタートし、今や170店舗以上を展開する大手スーパーマーケットチェーンです。ワインやチーズなどの輸入食料品を多数取り扱い、利便性も高いロケーションに店舗を構える事もあり利用される方も多いのではないでしょうか。
そんな多数の商品を取り扱う「成城石井」さんの乾燥食品コーナーでこちらの干し芋を発見しました。
「大地のいのち」さんは長崎県にある会社で、自社農場と契約農場で栽培された紅はるかを使用しています。
産地は「九州産」との記載されていますので、契約農場が九州のいずれかの隣県にあるのだと思われます。
今回はそんな「大地のいのち」さんの「もっちりいも」を実食レビューしていきたいと思います。
大地のいのち「もっちりいも」の基本情報(値段・産地・品種ほか)
価格 |
¥890
|
名称 |
干し芋
|
原材料 |
さつまいも
|
産地 | 九州 |
品種 | 紅はるか |
内容量 | 220g |
賞味期限 | 約3ヵ月 |
購入場所 | 成城石井 |
製造者 | 株式会社 大地のいのち |
販売者 | ー |
MAP |
大地のいのち「もっちりいも」の栄養成分表示(カロリーほか)
エネルギー |
277 kcal
|
タンパク質 |
2.3 g
|
脂質 | 0.7 g |
炭水化物 | 68.0 g |
食塩相当量 | 0.081 g |
※100g当たり
大地のいのち「もっちりいも」を実食レビュー
まずパッケージですが、比較的スタンダードな透明袋の中央にさつまいものイラスト絵とともに商品名がプリントされています。また産地として「九州生まれ」と書かれており、加工場所は「大地のいのち」さんがある「長崎」と明記されています。
内容量は220gとかなりの大容量で、「まるごともっちりいも」などと比較しても倍近くとなっています。価格は¥890と比較的高価ではありますが、このボリュームを考えると納得感があります。
粉は吹いておらず、べにはるからしいねっとり・しっとり感が伝わってきます。
裏面です。透明な皿トレイが付属していて、べっとりとしている干し芋が取り出しやすくなっています。
袋から取り出してみました。写真からもお分かり頂ける通り、白い粉は吹いておらず、表面にはべっとりとしたさつま芋の甘い蜜が付いています。
底面には皿トレイがあり、また表面には透明なフィルムシートが付いている為、取り出しやすくなっていますが、これらの配慮が無かったらかなり取り出しにくいと感じるほど、見るからにベットリ・ネットリとしています。
実食してみると、確かに紅はるかなんですが、玉豊にも近いものを感じるほど濃厚でネットリとした深い甘みを感じました。
また食感としてはその名前の通り「もっちり」で、やや半生タイプの柔らかい点が特徴です。
同じく「大地のいのち」さんの商品「まるごともっちりいも」という皮付き円形にカットの干し芋と比較し、甘さは圧倒的にこちらが方が上で、これは糖度計の数値にも表れています。
ただ、皮付きという貴重さ、硬めの歯ごたえ、おやつ感覚で気軽に食べられる点は「まるごともっちりいも」に分があります。
大地のいのち「もっちりいも」をツール数値検証
続いて客観的な検証ツールとして糖度計・硬度計を用いて検証を行いました。
(※干し芋は生産時期・環境他要因で仕上がりが異なります。)
糖度(*1) |
15
|
°Bx
|
硬さ(*2) |
10.5
|
HA
|
厚み | 0.4~0.6 | CM |
(*1)使用糖度計(※°Bx値が高いほど一般的に糖度が高い。(例:みかん約12%・りんご約15%など))
大地のいのち「もっちりいも」の開封動画
商品のパッケージや柔らかさなど、開封動画でより詳細に解説しています。
大地のいのち「もっちりいも」の口コミ
各種SNSでの口コミ・評判をまとめました。
幸せの極み。。。
ご褒美✨
もっちりいもがおすすめ🍠( ‘-‘ 🍠 )#干し芋 pic.twitter.com/1yYcVQBwxa— 高田世莉菜📸せりきちは金髪 (@serina531) March 3, 2020
全国的に販売されている商品ですが、意外とSNSでの投稿は少なめでしたが、複数の干し芋商品を購入された方の中で高評価が多い印象です。
大地のいのち「もっちりいも」のまとめ・感想
①特徴まとめ
☑ 九州産「紅はるか」を使用
☑ もっちり半生仕立ての干し芋
②良い点(ここが〇)
●紅はるかの中でもかなり糖度が高い部類に入る。
●『透明シート』やプラスチックトレイを使用し、取り出しやすさ・食べやすさに配慮。
③惜しい点(ここが△)
●内容量が多い(220g)のでそのぶん価格(¥890)も上昇。少しだけ食べたい方には不向き。
④評価チャート
⑤まとめ
紅はるかの干し芋ですが、玉豊の食感にも近いと感じるほど、ネットリ・ベットリとした干し芋だと感じました。また食感も柔らかく仕上がっており、お子様にも食べやすいと思いました。
また九州産の干し芋はまだまだ数が少ない印象ですので、産地にこだわる方にも非常におススメだと思います。
「大地のいのち」さんの「もっちりいも」を皆さんも是非一度食べてみて下さい。
コメント