コンビニやスーパーなどの量販店から個人農家さんまで、日本全国各地には数多くの干し芋が製造・販売されています。
さつま芋の品種から製造方法、パッケージなどバリエーション豊かな干し芋ですが、それだけ数が多いとどれが美味しいのか・どれを購入するべきか悩んでしまいます。



そんな疑問にお答えすべく、離乳食から干し芋を食べ始め、干し芋歴約40年の干し芋農家ぎんろーが各ブランドで販売されている干し芋を実食レビューを交えてご紹介します。
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三幸食品「焼き干しいも」とは(どこで買える?)
庶民の強い味方、「100円均一ショップ」。幾つかの全国チェーンがある中で「ダイソー」さんは業界ナンバー1の店舗数を誇り全国3300店舗以上(2019年時点)を展開し、海外でも1800店以上展開しています。(ちなみに店舗数では「2位セリア」さん「3位キャンドゥ」さんです。)
コンビニと比較すると「ミニストップ」さんが約2000店舗(2019年時点)なので、それ以上の店舗数があり、きっと皆さんのお宅のお近くにもあるのではないでしょうか。
そんな身近な100均ショップでも干し芋が販売されているという噂を聞き、さっそく近所の「ダイソー」さんの店舗へ伺ってみました。
取り扱い商品数は約70000点を超え、商品の自社開発比率は99%に上るなど、業界トップのダイソーさん。目的の干し芋は販売されているのでしょうか。
店内の食品販売エリアのなかで「よりどり菓子」と書かれた「おつまみ」的な位置付けに近い印象のコーナーでお芋関連商品を発見しました。
ただ、この商品展示形態からは明らかに「むき甘栗」がメイン商品となっているので、正直もう少し「お芋・干し芋」商品も頑張ってほしい所です・・
干し芋の販売エリアをズームで確認してみると、「焼き干し芋」系の商品が2種類と焼き芋やスイートポテトのお菓子などが販売されていました。紫芋のスイートポテトまでラインナップされているとは、さすがの品揃えを誇る「ダイソー」さんですね!
2種類の「焼き干し芋」系の商品のうち、今回は水色のパッケージが特徴的で、「天日乾燥」で加工されている、「三幸食品」さんの「焼き干しいも」を実食レビューしていきたいと思います。
三幸食品「焼き干しいも」の基本情報(値段・産地・品種ほか)
価格 |
¥108
|
名称 |
ほしいも
|
原材料 |
さつまいも
|
産地 | 中国 |
品種 | ー |
内容量 | 60g |
賞味期限 | 約9ヵ月 |
購入場所 | ダイソー 店舗 |
製造者 | 株式会社 安物産 |
販売者 | 株式会社 安物産 |
MAP |
三幸食品「焼き干しいも」の栄養成分表示(カロリーほか)
エネルギー |
170 kcal
|
タンパク質 |
2.6 g
|
脂質 | 0.3 g |
炭水化物 | 39.4 g |
食塩相当量 | 0.13 g |
※1袋60g当たり
三幸食品「焼き干しいも」を実食レビュー
まずパッケージですが、いわゆる「アルミ袋」と呼ばれるアルミを含めた複数の素材からできた袋を使用しています。アルミの性質により、優れたバリア性を持つのが特徴で、湿度や光といった外部環境の影響を避けたい食品の梱包に向いていると言われています。
干し芋は本来、保存食という事で他の食品と比較して品質は変化しにくい方ではあると思いますが、外部の湿気から保護する意味合いで用いられているのかもしれません。
また本商品は賞味期限が約9ヵ月ほどと長い点も特徴で、より外部環境の変化にも対応しやすい包装方法が考えられています。
薄い水色のパッケージで中央に赤紫色でお芋のイラストが描かれており、無添加で「天日乾燥」で加工している点がアピールされています。
裏面です。中国産で東京の食品会社「三幸食品」さんが輸入販売されています。
袋から取り出してみました。焼き芋特有の香ばしい香りが広がります。焼き芋の干し芋らしく、一般的な干し芋と比較して濃い茶色をしています。
歯ごたえとしては、焼き芋の干し芋としては比較的柔らかく、適度な硬さがあります。また中国産の干し芋としてはスタンダードなスティックタイプという事で手に持ちやすく食べやすいです。適度な歯ごたえもあり、筋トレやダイエットにも良さそうです。
価格差も数倍以上ありますので、やはり国産の干し芋と比較すると若干甘みは落ちますが、それでも十分な甘さがあり、この辺は蒸す干し芋ではなく、より甘みを感じやすい焼き芋の干し芋とした点が活かされていると感じました。
後味も日本の干し芋と比較すると弱めで、ジワジワと口の奥から感じる深みのある味わいにはもう一歩という印象です。
三幸食品「焼き干しいも」をツール数値検証
続いて客観的な検証ツールとして糖度計・硬度計を用いて検証を行いました。
(※干し芋は生産時期・環境他要因で仕上がりが異なります。)
糖度(*1) |
9.5
|
°Bx
|
硬さ(*2) |
18.0
|
HA
|
厚み | 1.0 | CM |
(*1)使用糖度計(※°Bx値が高いほど一般的に糖度が高い。(例:みかん約12%・りんご約15%など))
三幸食品「焼き干しいも」の開封動画
商品のパッケージや柔らかさなど、開封動画でより詳細に解説しています。
三幸食品「焼き干しいも」の口コミ
各種SNSでの口コミ・評判をまとめました。
ダイソーの干し芋ちゃんと柔らかくておいしい pic.twitter.com/zgThy4Jyxs
— みどりねこ💚 (@fancysweets) January 19, 2020
【干し芋比較】
低GIで非常に減量向けな干し芋ですが、ダイソーとマツキヨで比べてみました。
ダイソー︰100円 70g
マツキヨ︰128円 60g
味もマクロもマツキヨが若干優秀。
マツキヨは甘み強く感じる分、個体差がある。
ダイソーは満遍なく大味で、大きさもほぼ同じ。
お好きな方をどうぞ。 pic.twitter.com/hapTD1W7Vr— クルパー (@kurupar) October 3, 2019
比較的口コミの数も多く、SNSでの投稿数も多かったです。お試しとしても購入し易い100円という低価格なので多くの方にとって手に取りやすい商品となっています。
三幸食品「焼き干しいも」のまとめ・感想
①特徴まとめ



☑ 中国産のさつま芋を使用
☑ 全国3300店舗以上の「ダイソー」さんで購入可能
②良い点(ここが〇)



●「ダイソー」さんは全国にチェーン展開し、店舗数も多く、¥108(税込)という低価格で購入しやすい。
●焼き干し芋としては適度な柔らかさもあり、中国産としては平均以上の甘みがある。
③惜しい点(ここが△)



●国産にこだわる方には適さない。
●塩分が加えられている。
④評価チャート
⑤まとめ
100円均一ショップの「ダイソー」さんでは複数のさつま芋のお菓子が販売されており、2種類販売されていた干し芋商品の内の1つを実食レビューしました。
中国産という事もあり、「塩分」が若干加えられている点に関しては注意が必要ですが、非常に魅力的な価格と店舗数の多さで、最も身近で買いやすい干し芋商品の1つと言えるのではないでしょうか。
1袋60g入りと1回で食べられる量で、そのコスパの良さと共にダイエットや筋トレのお供などと考えればおススメできる商品だと思います。
「三幸食品」さんの「焼き干し芋」を皆さんも是非一度食べてみて下さい。
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