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【茶の蔵かねも|掛川】茶室 清庵(せいあん)がオープン!驚きの「食茶」体験とは!?

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掛川「茶の蔵かねも」とは

JR掛川駅の北口を出て線路沿いの道を東へ歩いて徒歩10分ほど、左側に「蔵」風の白壁の建物が見えてきます。こちらが創業1872年の老舗お茶専門店「茶の蔵 かねも」さんです。

長い歴史はもちろんですが、かねもさんには特筆すべき特徴が幾つかあります。まずその特徴の1つは「有機栽培のお茶づくり」です。「有機栽培茶と急須の専門店」を謳っている通り、自園を持ち、そこでは農薬無散布・有機肥料栽培にてお茶を育てています。

実際にお店の前に出ている看板にも「有機JASマーク」が書かれています。

また2つ目は「熟練技術者による独自の火入れ」です。火入れは熟練の茶師がその日の気温や湿度に合わせて微妙な調整をしながら行っており、火入れの都度、その場で風味を確かめることで、品質の高いお茶に仕上げています。

また最近のトピックとしては2019年7月、有機・無農薬栽培の煎茶や抹茶、玉露を、無添加のお菓子ととものに楽しめる茶室「清庵(せいあん)」をオープンされた事が挙げられます。

さらにそこでは近年一部で話題となっている、お茶を飲むのではなく茶葉を食べる「食茶」体験をする事もできます。

お茶を食べるの!?どんな味がするんでしょう?
目次

「茶の蔵かねも」のアクセス

前述の通り、JR掛川駅から北口へ出て、直ぐを右折して線路沿いを東へ進み10分ほどでお店が見えてきます。

もちろん広い駐車場が用意されていますので、車でのアクセスも問題ありません。

駐車場の奥に見えるこちらが新しくオープンした「茶室 清庵」ですね。ただしこちらの入口は門がしまっていて、隣の販売所の建物を通って茶室へアクセスする形になっていました。

2階は「かねもティーカルチャーホール」という名の施設で、蔵を改装した多目的ホールになっています。蔵の特性である気密性がピアノには適した環境であり、音響も優れているそうです。

お茶屋さんの蔵を改装してコンサートホールに!?発想が凄い!

お店へお邪魔します

まず1階のお店です。確かにかなりの広さがありコンサートホールとなるのも納得できます。

急須の専門店という事もあって、他のお茶屋さんと比較しても茶器の品揃えが充実しています。

また玄関に堂々と置かれたこちらの瓦ですが、なんと掛川の観光名所「掛川城」の瓦だそうです。解説によると、明治維新に際し建造物が民間に払い下げられ、かねもさんの工場の瓦として使用してきた物だそうです。

現代ではなかなか考えにくいですが、これも伝統あるお茶屋さんならではですね。

お店へ入るとすぐ、ウェルカムティーを頂きました。左はお茶のチョコレートです。

またお茶屋さんに見慣れない本が置かれていました。かねもさんの元相談役の「角替」さんが執筆した「お茶と文学者」という本で、夏目漱石や森鷗外などといった著名作家とお茶の関わりについて書かれているそうです。

奥が深いお茶の世界、興味深い本や雑誌も数多くありますね。

ウェルカムティーを頂いた後は、ニューオープンの「茶室 清庵」で改めてお茶を頂きます。

手前のお店もかなりの広さがありましたが、奥の茶室も同様にかなり広いですね。写真左手が冒頭でご紹介した門がある入口と中庭です。

「茶の蔵かねも」のメニューは?

こちらが基本となるお茶のセットメニューです。無農薬栽培茶「さわやか」と有機栽培煎茶「寧茶」の2種類が基本となりそれぞれお茶菓子のバリエーションとの組み合わせとなります。

有機栽培茶の抹茶「桔梗」や有機栽培玉露「雅」は「栗ようかん」とのセットになります。

メニュー表と一緒に「煎茶の召し上がり方と効能」という解説があり、お茶の有効成分などについて記載されていました。

お茶を使用したスイーツなどはなく、自慢のお茶を頂く正統派ですね!

本日のオーダーは?

本日のオーダーをご紹介します!

ぜんざいと有機抹茶「寧茶」 ¥850

先ずは有機抹茶「寧茶」です。一煎目、二煎目と分けて淹れます。セット付いてくる砂時計を使い、砂時計が落ちるまで時間を計ります。

急須から湯飲みへお茶を注ぐ際は、数回に分けて注ぐようにアドバイスを頂きました。

新茶のような香りが強く、後ほどご紹介する無農薬栽培茶「さわやか」と比較して水色も明らかに濃いです。

二煎目は蒸らし時間が長くなると苦くなるので時間を計らずに直ぐに湯飲みへ注いで頂きます。それでも一煎目よりより色が濃くなっていました。

ぜんざいはお餅がソフトな柔らかさで、どちらかと言えば甘みが強めのタイプで、お茶の味を引き立てています。

くるみ最中と無農薬栽培茶「さわやか」 ¥600

無農薬栽培茶「さわやか」は水色は比較的薄く濁りもなく透き通っています。スタッフの方にも特徴を伺いましたが、無農薬らしく、一般的なお茶と比較し「青っぽい香りがある」と説明して頂きました。

こちらがそれぞれのお茶の比較写真です。右が有機抹茶「寧茶」で左が無農薬栽培茶「さわやか」です。より普段飲むような一般的なお茶の味に近いのは「寧茶」の方で、「さわやか」の方はより自然のままのお茶に近い印象を受けました。

それぞれのお茶で蒸らし時間が異なる点も興味深いです。

「さわやか」に付いてくるお菓子は「くるみ最中」で、なかはくるみがたっぷり詰まっていました。食感も良く、若干の塩味もありお茶請けとして合っていると感じました。

最後に注目の「食茶」体験です。スプーンで湯飲みからお茶の葉を取り出して、写真左の和風だしに似たタレを付けて頂きます。

「寧茶」はしっかりとお茶の苦みを感じますが、濃い目の和風タレと相性が良く、ハッキリとお茶を食べている実感がある、そんな印象です。

「さわやか」の方は苦みがかなり薄くなっていて、食べやすい印象です。同じお茶でも食べてみると味が全く違っていて非常に面白いと思いました。

お茶農家で育ってもお茶の食べ比べはする機会が無かったのでとても新鮮です!

まとめ

今回は掛川の「茶の蔵かねも」さんをご紹介しました。

創業から140年以上という長い歴史と共に、有機栽培というお茶づくりへのこだわり、熟練の茶師による独自技術の火入れと、それぞれ特別な想いを持って美味しいお茶を追求している事を実感しました。

また貴重な「食茶」体験もさせて頂き、非常に斬新で新しい感覚でした。

お茶を食べるという発想は、お茶の栄養を余すことなく抽出する「深蒸し茶」で有名な掛川で、且つ無農薬の有機栽培を実践されているかねもさんならではのメニューだと感じました。

老舗ですが伝統に甘んじる事なく新しい挑戦をされている姿勢が素晴らしいです!ぜひ皆さんもお茶の食べ比べをしてみて下さい!

「茶の蔵かねも」の基本情報(駐車場・営業時間など)

住所
静岡県掛川市掛川70
電話 0537-22-3145
営業時間 9:00~18:00
定休日 日曜日
アクセス JR掛川駅より徒歩約10分
駐車場 有り
MAP

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この記事を書いた人

日本最古級の干し芋農家『銀篭園』。
干し芋の発祥地『静岡』で江戸時代から12代続く伝統農家です。
こだわりの干し芋を心を込めて皆様にお届けします。

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