日本一のお茶処・お茶の産地である静岡県。ボトル飲料のお茶も数多く販売されています。



そんな疑問にお答えすべく、静岡の元お茶農家のぎんろーが静岡茶を使用したボトル商品を実飲レビューを交えてご紹介します。
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有限会社ネクト「しずおかべにふうき」とは
今回は静岡市にある農業生産法人「有限会社ネクト」さんの「しずおかべにふうき」をご紹介します。
皆さんは商品名になっている「べにふうき」というお茶の名前を聞いたことはありますか?
「べにふうき」はお茶の品種で、花粉症に効果があるお茶として有名になりました。
「べにふうき」はカテキン含量が多く、スクリクチニンと呼ばれる緑茶カテキンと同じタンニンの仲間と、「メチル化カテキン」という新たな成分を豊富に含んでいます。
一般的に広く栽培されている品種、「やぶきた茶」には、このメチル化カテキンが含まれていません。
アッサム種に近い茶品種で、紅茶、半発酵茶の用途として開発された。アレルギーを抑制する可能性があるメチル化カテキンを豊富に含み、飲用することによって同カテキンを多く摂取できるとされ、商品化されている。


今回はそんな健康効果が期待できるお茶として知られている「べにふうき」を使用したボトル飲料「しずおかべにふうき」を実飲レビューしていきたいと思います。
基本情報
茶葉産地 |
静岡県静岡市
|
購入価格 | ¥160 |
購入場所 | 伊勢丹(静岡) |
内容量 | 350ml |
製造者 | ー |
販売者 | 有限会社ネクト |
MAP |
有限会社ネクト「しずおかべにふうき」を実飲レビュー
まずパッケージですが、緑茶飲料としては珍しい黒を基調とした外装となっており、普通のお茶とはちょっと違った印象を受けます。
正面下にはべにふうきの特徴である「メチル化カテキン含有」の文字と、含有量が記載されています。
- 茶葉中に含有されるポリフェノールの1種で、茶葉に最も多く含まれるカテキンであるエピガロカテキンガレートの一部がメチル化されたもの。
- 炎症物質や抗体を作ることを抑える働きがあり、アレルギー反応であるくしゃみや鼻水・眼のかゆみ・皮膚のかゆみなどを抑える効果が期待できる。
側面には「自社農園茶葉100%使用」の文字も見えます。「有限会社ネクト」さんは静岡茶の発祥地としても知られる、藁科川上流の「本山地区」の農業生産法人です。
本山地区のお茶農家さんはお茶づくりへの強い想いやプライドを持っている方々が多いそうです。
裏面です。栄養表示成分にも「メチル化カテキン」の含有量が記載されています。
ボトル底面です。水色は一般的なやぶきたのボトル飲料と比較してより明るい茶色をしています。
実際に湯飲みに注ぎ、実飲レビューをします。
先ず香りですが、表現が難しいですが、やぶきたとは明らかに異なる特徴的な香りです。好みの問題にもなりますが、圧倒的に生産量が多いやぶきたの中で、新鮮に感じますので一定の差別化に繋がっています。
水色は透き通った鮮やかな明るい茶色で、味の方はべにふうきの特徴である苦味を感じます。この苦み成分が「メチル化カテキン」由来のものなのでしょう。
「良薬口に苦し」という言葉通り、健康効果が期待できそうな印象を受けました。
まとめ・感想
①特徴まとめ



☑ 「メチル化カテキン」を含有する「べにふうき」を使用している
☑ 静岡本山の「べにふうき」を100%使用
☑ 「メチル化カテキン」は花粉症・アレルギー症状を軽減する健康効果がある
②良い点(ここが〇)



●アレルギー症状に効果が期待できる成分を含み、健康効果が期待できる。
●「やぶきた」とは異なった特徴的な水色・味。
③惜しい点(ここが△)



●べにふうきの特徴「メチル化カテキン」に関する説明がない。(健康効果に期待して購入する人も多いと思うので。)
④評価チャート
⑤まとめ
メチル化カテキンは、通常の緑茶などに含まれているカテキンに比べて体内への吸収力が高く脂肪の蓄積を抑える効能があり、ダイエット効果にも期待がされるとの報告もあります。
メチル化カテキンは3時間から4時間ほどで効果が切れてしまうので、1日の中でも数回に分けて飲むことで効果を持続することができます。日々習慣付けて飲むことが、より健康増進に繋がると思います。
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