日本一のお茶処・お茶の産地である静岡県。ボトル飲料のお茶も数多く販売されています。
そんな疑問にお答えすべく、静岡の元お茶農家のぎんろーが静岡茶を使用したボトル商品を実飲レビューを交えてご紹介します。
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山英「深蒸し日坂茶」とは
今回は掛川市日坂「株式会社 山英」さんの「深蒸し日坂茶」をご紹介します。
日坂と言えば先日こちらの記事でもご紹介した通り、世界農業遺産にも登録された自然と共生する伝統農法「茶草場(ちゃぐさば)農法」が有名で、最近では粟ヶ岳に「茶草場テラス(かっぽしテラス)」もオープンしました。
敢えて「深蒸し掛川茶」を商品名とせず、世界農業遺産 茶草場農法で知られる「日坂(にっさか)」の名前を付けた部分に誇りとこだわりを感じます。
今回はその「深蒸し日坂茶」を実飲レビューしていきたいと思います。
基本情報
茶葉産地 |
静岡県掛川市
|
購入価格 | ¥160 |
購入場所 | サンサンファーム(掛川市) |
内容量 | 500ml |
製造者 | やまさ製茶株式会社 |
販売者 | 株式会社 山英 |
MAP |
山英「深蒸し日坂茶」を実飲レビュー
まずパッケージですが、新茶の息吹を感じる茶の芽の写真をバックに「茶文字」でも有名な粟ヶ岳の風景が描かれています。
その隣には「茶草場に咲く花たち」という言葉と共にそこに咲く花々の写真がプリントされています。
世界農業遺産「茶草場農法の里」も文字も。
横面には世界農業遺産に認定された「静岡の茶草場農法」についての解説があります。
一方こちらは「日坂」という地域の紹介です。「夜泣き石」の伝説でも有名な小夜の中山や日坂峠の名前は有名ですが、歴史ある宿場町は今でもその面影を残しているそうです。
旧東海道の面影が残る日坂宿。 pic.twitter.com/jPnm0PP9ai
— Taitan (@taitan21) June 7, 2014
続いて裏面です。日坂・東山地区の茶葉を使用し、製造は島田市の「やまさ製茶株式会社」さんです。
詳細はふるさと納税の商品説明のサイトもご確認頂ければと思いますが、仕上・火入れは熟練の茶師が行い、審査は日本茶インストラクターが行っているそうです。
底面です。水色は黄緑と琥珀色の中間位の印象です。
実際に湯飲みに注ぎ、実飲比較レビューをします。
深蒸し茶らしい苦みも味わえるが、ほのかな甘みや旨味を感じられる味です。香りは控えめな印象ですが、上品な気品漂うスッキリとした香りです。
一口に掛川市と言っても沿岸部から日坂のある山間部までかなり広さがありますが、こちらの商品は日坂・東山地区のお茶にこだわっているので、山のお茶特有の香りや味わいを感じる事ができます。
まとめ・感想
①特徴まとめ
☑ 世界農業遺産「茶草場農法」で有名な掛川市日坂の茶葉を100%使用
☑ 爽やかな香りとスッキリとした味わいが特徴
☑ 七人の茶師により作りあげられたこだわりの深蒸し日坂茶
②良い点(ここが〇)
●単に掛川茶とせずに「日坂茶」にこだわった。
●日坂茶の魅力だけでなく、茶草場農法や日坂宿の歴史と伝統も伝えている。
③惜しい点(ここが△)
●ふるさと納税サイト以外のネットショップで購入できる場所が見つからない。
④評価チャート
⑤まとめ
東海道の宿場町としての伝統・世界農業遺産としての伝統と、国内はもとより世界にもアピールできる2つの大きな魅力を持った緑茶飲料です。
掛川の名前と共に日坂のブランドを広めていく事でより多くのファンを獲得できるのではと思います。
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